火と水、そして原発。 | 太陽と月の結婚

火と水、そして原発。

大使館関係者からの情報で、

「昼すぎから都内に放射能が到達する可能性があるので、今から

12時間以内は屋内に退避するように」という指示が出されたそうです。


日野にあるナチュラル研究所のガイガーカウンターをみると、

http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

たしかにガイガーカウンターは昼頃から、急激に上がっています。



昨年の数値と比べると一目瞭然です。



現在は下がりつつありますが、風向きで都内に今、

どのくらい流れているかはわかりません。



国や政府の発表にたよらず、監視していましょう。

これからはなにものにも動じない軸を持って

マニュアルではない、自分のものさしで、その都度、

賢明な判断をしていきましょう。



また原子力潜水艦の監視のために置かれている横須賀港の各施設でも

現在のガイガーカウンターをみることができますが、

サイトがかなりつながりにくくなっているので、画面だけ添付します。

16:22現在の空間
$裏・旧暦日々是好日

小さくて見ずらいかもしれませんが、

最初のピークは朝6時頃、二度目のピークが午後4時頃です。

16:22現在の海水
$裏・旧暦日々是好日


現在、空間の数値は少し下がりつつありますが、

平常値よりは上がったままです。そして、残念ながら、

海水の数値はじわじわとあがってきています。

あわてず、冷静に対処していきましょう。

今現在は、人体に大きな影響のでる程度ではないと思われますが、

今後の動向に十分、気をつけてください。

放射線対策の食品摂取については昨日のブログをみてください。

http://ameblo.jp/kyurekihibikore/day-20110314.html



手帳をお使いくださっている方はお気づきだと思いますが、

3月11日の頁に載せたテーマは奇しくも、「火と水」のコラムです。

その下には、原発撤廃の願いをこめて、持続可能な自然エネルギーへの

転換を希求するコラムを書きました。この11日に起こったことは、

まさに原油火災と津波、そして原発事故です。



おそろしいほどのシンクロに、私自身も驚いております。

前日の10日、私はFM江戸川に出演のためスタジオにおりました。

スタジオにはスカイツリーを映す定点カメラが設置されていたのですが、

そのときの空は忘れられません。

なんだろう、これはと思った結果が、これでした。

黒く垂れこめた横一直線の雲の下から、たくさんの光が降りていました。

私の講演にお越し下さった方々は何人かおききになっていると思いますが、

9.11の前日と同じような予兆を、空に見ました。



ところで、近年、欧米が次々と原発をやめていく中で、

日本といくつかの国だけが、世界の流れとは逆行して、

原発を積極的に推し進めてきました。

民主党になってから、ダムは中止されましたが、

逆に原発に関しては、以前よりも急ピッチで事を進めてきたのです。

有名人を使って「原発は必要だと思います」というコマーシャルを流し、

オール電化を進め、「原発は安全だ」と云い続けてきました。



放出されたプルトニウムは半減するのに2万4千年、

数億年後まで半永久的に残り続けるそうです。あらゆる命を根絶やしにする、

そんなおそろしいものを使って、私たちの日常の電気は賄われているのですね。

自分たちの快適な生活のために、こんなにも地球の生命を傷つけるやり方は

人間の冒涜なのではないでしょうか。



今後の人類は、原発ではない、自然エネルギーを選択することもできるのです。

すでに発電所で命をかけて作業をした方々が被爆をしています。

今こそ、原発は要らないと、みんなで選択しましょう!



けさテレビで、コメンテーターが「これで福島がおさまったら原発の

信頼性はますます高くなり、世界中で評価されますね」といい、もう一人は

「もうすぐ石油が枯渇するので、サウジアラビアでも原発の検討を始めていますしね」

と言い合っているのをみて、さすがに呆れました。

他人事だと思って、多少の被爆者のことなど数に入っていないかのようです。

こういう方々はご自分のご家族が被曝していても、本当にそう言えるのでしょうか。

(本日、ようやく中断の指示がでましたが、この地震のあとも

以前、ブログで紹介しました祝島、上関原発の強硬な工事が進められていました)



元に戻るのではなく、私たちはひとりひとりの生き方を含めて、

新しい選択をするトキを迎えているのではないでしょうか。

これまでのように湯水を浴びるがごとく電気を使う時代は

終わらせてもいいように思います。

ひとりひとりが不便を感じてでも、持続可能で安全な暮らしへ

転換する努力をできないものでしょうか。



被災地の方々は今、大変な困難の中にありますが、

被災していない人々も、このことを明確に意識して、

地球と調和する、持続可能な暮らしに切り替えていくときだと感じています。



それにしても素晴らしいのは、どんな状態になっても秩序を失わず、

いざというときほど本来の優しさがあふれでてくる、日本人の遺伝子ですね。

遺伝子に刻まれた日本の心を、直観的に蘇らせながら、

日々を送っていきましょう!




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