成人ADHD患者における併存障害(イーライリリー社のパンフレットから)
上はイーライリリー社のADHDに関するパンフレット。これは、「さまざまな精神疾患はADHDが隠れているかもしれない」と注意喚起するもの。なお、この資料は2016年12月とあるので、まだ最近のパンフレットである。
上は表紙、1ページ目だが一番下の辺りに、成人期ADHD実臨床における診断プロセス(監修:埼玉医科大学名誉学長 山内俊雄先生/東京都立小児総合医療センター顧問 市川宏伸先生)とクレジットされている。
これはADHDの人たちがどのような経過で精神疾患を合併するか、イラストで紹介されている。(このページの最後の辺りに出典が記載されている)。
今日の記事はこの3ページ目を参考にしてほしかったのでアップしている。このようなパンフレットだが、背景にADHDがあると思われる患者さんに渡すと、皆、妙に納得する。(ここが統合失調症との大きな相違)。
上にあるように(下の段)、成人ADHDの患者さんの併存障害(海外データ)は、特にうつ病と不安障害が多い。
最後のページの出典は2ページ目と同じである。寺田浩ほか(臨床精神薬理、2014年)