頭痛と漢方薬 | kyupinの日記 気が向けば更新

頭痛と漢方薬

表紙

最近、古い書類を整理しており、今後、見そうにないものは思い切って処分している。捨てる際に、必要と思えばシュレッダーをかける。どちらにしても、書類は減り続けているのである。

今回、頭痛と漢方薬の使い方のパンフをアップしてみた。もう捨ててしまったが、ここにアップしておくと、後で見ることもできるというわけだ。

このパンフレットは、なかなか優れもので実証や虚証の相違も含め、頭痛の種類も考慮して2次元的に書かれている。

頭痛と言うと、すぐに47番、釣藤散を思いつく。これは思っていたよりは効く印象だが、麻酔をかけたようには効かない。患者さんには比較的好評だが、何らかの理由でロキソニンなどの西洋薬が飲めない人に処方しているため、頻繁に処方するものでもない。

一般に漢方薬は名前の長い薬はあまり使われない傾向がある。

汎用される薬は漢字で3字~5字のことが多い。(大建中湯、柴苓湯、抑肝散、葛根湯、補注益気湯、六君子湯、五苓散、加味逍遥散とかね。)

五苓散は飲み会の前に飲んでいくと悪酔いをしない。昔は小柴胡湯がその役目だったが、今は五苓散か干し柿である。上の表を見ると、五苓散は水に関係する漢方なのでその点で良いのだろう。

表の下に記載されている「漢方治療のポイント」も参照してほしい。

裏

このパンフレットの裏には個々の漢方薬の説明が書かれている。