ラミクタールはストレス下でより中毒疹が出やすい | kyupinの日記 気が向けば更新

ラミクタールはストレス下でより中毒疹が出やすい

だから、できれば休養時に開始する方が望ましい。

その点で、仕事を継続していてストレスフルの状態で通院中の人は、ラミクタールによる中毒疹の確率が高いと思われる。

なぜそのようなことを思うかというと、ラミクタールという薬は開始半年後とか、全く思いもよらない頃に中毒疹が発生することがあるから。(仕事で非常に疲れている時期、移動の時期など)

全く安心しきった頃にやってくるのである。それもたいした量を服用していない。

その点で、体調が悪い時期にあまり効かないからといって、早いペースで増量するのは危険な上に、患者さんの利益にもならない。

ラミクタールの遅い時期の中毒疹だが、その後、再開した場合でも急速に再出現するので、ラミクタールによる副作用で間違いない(2mgくらいでも出る)

なぜ、もう一度、危険性がわかっていながら再処方するかだが、もう半年以上経って突然出るような湿疹って、ラミクタールのせいかどうかわからないでしょ。何もなくてもストレスで蕁麻疹が出る人もいるのに。

また本人が強く希望し、再処方せざるを得ないこともある。(ラミクタールのその不思議な作用は代替が難しい。それが本人にもわかっている)。


中毒疹が生じたら、また別な治療法を考え紆余曲折するが、たいていうまくいっているので、人間は不思議なものでよくできているというか、寛解にはいろいろなルートがあるとつくづく思うんだな。

参考
ラミクタールのテーマ