リエゾンでは糖尿病をチェックする
リエゾンでは老人のせん妄やうつ状態を診ることが多いので、糖尿病があるかどうかを必ずチェックする。
糖尿病では、セロクエルとジプレキサは禁忌で処方できないから。
ただ糖尿病の人に、たとえば少量のセロクエルを投与しても、ほとんど影響がない確率は非常に高い。禁忌になった理由だが、ジプレキサで高血糖、糖尿病性昏睡が生じた事例があったことによる。あくまで日本国内でローカルに禁忌になったもので、リスクが高い人はかなり少ないと思われる。セロクエルも同じような事例がありその後、禁忌になった。
ジプレキサもセロクエルも元々、日本国内で少なくとも発売の時点では禁忌ではなかった。
もしリエゾンで、うっかり糖尿病の人にセロクエルを12.5mgでも投与した場合、
この精神科医は、何も考えていないのでは?
と思われ体裁も悪い。また、糖尿病の病名が挙がっている以上、セロクエルはレセプトで減点されるので、その病院(その科)に迷惑をかける。
しかしそれでもなお、糖尿病であったとしても、その精神病状態に、セロクエルやジプレキサがベストである人は存在する。
ある大学病院では倫理委員会を開き承認を受けた上で、糖尿病の人にジプレキサを処方していると聞いた。これはおそらくレセプトは保険請求していないと思う。(大学病院だからと言って大目にはみられないから)
このように倫理委員会まで開いてジプレキサを処方した理由だが、ジプレキサ以外、良好に精神症状をコントロールできる薬がなく、本人もジプレキサの継続の希望が強かったため。
ジプレキサが合う人は急激に数kg~10kg以上体重減少する人もいるくらいなので、ジプレキサのように劇的に効く薬であれば、「糖尿病に原則禁忌」くらいに緩めてもおかしくはないし、その方がたぶん患者さんの利益になると思われる。
統合失調症の人で、単剤処方で良好にコントロールできる薬として、ジプレキサは傑出していることもある。
糖尿病では、セロクエルとジプレキサは禁忌で処方できないから。
ただ糖尿病の人に、たとえば少量のセロクエルを投与しても、ほとんど影響がない確率は非常に高い。禁忌になった理由だが、ジプレキサで高血糖、糖尿病性昏睡が生じた事例があったことによる。あくまで日本国内でローカルに禁忌になったもので、リスクが高い人はかなり少ないと思われる。セロクエルも同じような事例がありその後、禁忌になった。
ジプレキサもセロクエルも元々、日本国内で少なくとも発売の時点では禁忌ではなかった。
もしリエゾンで、うっかり糖尿病の人にセロクエルを12.5mgでも投与した場合、
この精神科医は、何も考えていないのでは?
と思われ体裁も悪い。また、糖尿病の病名が挙がっている以上、セロクエルはレセプトで減点されるので、その病院(その科)に迷惑をかける。
しかしそれでもなお、糖尿病であったとしても、その精神病状態に、セロクエルやジプレキサがベストである人は存在する。
ある大学病院では倫理委員会を開き承認を受けた上で、糖尿病の人にジプレキサを処方していると聞いた。これはおそらくレセプトは保険請求していないと思う。(大学病院だからと言って大目にはみられないから)
このように倫理委員会まで開いてジプレキサを処方した理由だが、ジプレキサ以外、良好に精神症状をコントロールできる薬がなく、本人もジプレキサの継続の希望が強かったため。
ジプレキサが合う人は急激に数kg~10kg以上体重減少する人もいるくらいなので、ジプレキサのように劇的に効く薬であれば、「糖尿病に原則禁忌」くらいに緩めてもおかしくはないし、その方がたぶん患者さんの利益になると思われる。
統合失調症の人で、単剤処方で良好にコントロールできる薬として、ジプレキサは傑出していることもある。