デプロメールとルボックスのジェネリック | kyupinの日記 気が向けば更新

デプロメールとルボックスのジェネリック

最近、デプロメールとルボックスのジェネリックが発売されているようである。

最近のSSRIの日本での売り上げだが、

パキシル 500億  もうあまり伸びない。
ゾロフト 300億近く 今も伸びている。
デプロメール、ルボックス  合わせて300億いかないくらい。


これを見ると、デプロメールとルボックスはあまり売り上げを伸ばしきれないまま、ジェネリックが発売されてしまったことになる。

ただ、日本ではジェネリックが発売されたからといって、すぐにジェネリックに切り替える精神科病院は少ない。全体の1~2割くらいではないかと思われる。アメリカでは、翌年には半分以上切り替わるらしいので、先発品メーカーは日本での商売はしやすいと言える。

デプロメールとパキシル、トレドミンはそれほど時間が経たずに発売されているので、これらももうじきジェネリックの時代に入ると思われる。

向精神薬の先発品メーカーにとって、厳しい時代に突入する。

ところで、デプロメールのジェネリック(マレイン酸フルボキサミン)は、なぜかSAD(社会不安障害・社交不安障害)の適応がない。

ジェネリックのマレイン酸フルボキサミンはSADに処方できないという奇妙なことになっているのである。

これはひょっとしたら、社会不安障害・社交不安障害の適応が近年やっと取れたことが関係しているのかもしれない。(僕は詳しい事情は知らない)