リフレックスの処方状況 | kyupinの日記 気が向けば更新

リフレックスの処方状況

リフレックス(レメロン)は発売されてまだ1週間であるが、もう10名前後に処方している。最初の感想を書き留めておきたい。(リフレックス=ミルタザピン)

実は、昨日、友人としこたま酒を飲み帰ってきて寝てしまっていた。今さっき目覚めて、まだ朝ではないことに驚いたのである。このあたりで水分を補給しないと明日動けない。しこたまとはいえ、たいした量ではないのであるが・・

リフレックスはあくまでここ1週間だけの話であるが、思っていたよりずっと忍容性が高い。眠くて続かない人が予想より少ないからである(実際、ほとんどいなかった)。しかも効果(抗うつ)は3~4日には既に出現している。

睡眠に関しては初日から改善する。また抗不安作用もまあまあのように思われる。

僕は当初、ルジオミールを処方しているような人を優先して切り替えるようにしていたが、元々ルジオミールを飲んでいるような人は4環系の眠さに強いのであろう。だから、いかにも失敗しそうに見える人にはほとんど処方していないこともある。

現代社会では、ルジオミールをベースに処方されている人はわりあい少ないのではないかと思う。うちの病院ですらあまりいないから。開店から並んだ4~5名のうち、脱落者は1名であった。

口渇、便秘などの自律神経系副作用も思っていたほど多くなかった。

眠さだが、飲み始めて3日めまでが特に眠くそれ以降は緩和するという。その後も眠い人は、「眠さで続かない人」かもしれない。メーカーの人の話では、15mg開始を推奨しているが、30mgで始めても眠さに限ればそう差がないらしい。とりあえず、メーカーは15mgから開始し30mg継続を推奨している。(時に45mgまで、といった感じだ)

剤型が15mgしかなく、黄色いラグビーボール状の形(少し圧縮つぶれている)をしており、割線がある。15mgしかないので、処方箋にわざわざ15mgと書かなくても問題ないのがよろしい。

実は、15mgも30mgも眠さが変わらないのはH1レセプターへの結合力があまりにも大きいことと関係がある。実は15mgで既に満員なので、今更30mgにしたところで眠さには大差ないのである。そういう視点では、もし半錠から開始したとしても眠い人には相当に眠いことが予想される。

酔っ払って長文を書いても、細かいところをミスしていたり日本語になっていないかもしれず、また寝る。

明日、もう少しリフレックスの話をする予定だ。学術的に書くとどうしても難しくなるので、できるだけわかりやすく書くつもりである。