患者さんは主治医以上には良くならない | kyupinの日記 気が向けば更新

患者さんは主治医以上には良くならない

という定石があった。ほぼ同意語として「患者さんは主治医に似てくる」というものがある。あと関連語として「患者さんは自分の健康な部分で診なさい」と言うものもある。

患者さんは、

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

の世界だろうが、全くです。

かつて、僕がたぶん29歳の頃だったと思うが、胃痛に悩まれていた時期があり、勤めていた総合病院で胃カメラをすることにした(家系的に胃腸が弱い)。別に頼んだわけではないが、検査した医師は内科のエースであった。(内科部長)

その話をたまたまアルバイト先の病院で話した事があった。「胃潰瘍かもしれないので・・」みたいな。ところが、

kyupin先生は胃潰瘍にならんですよ。

と看護長のオッサンにあっさり切って捨てられた。全く失礼な話である。僕がポカンとしていたところ、その看護長は続けて、

それで、何か異常はありましたか?


と聞いた。ちょっとばかりカチンと来ていたこともあり、

胃潰瘍どころか、胃炎すらなかったようです。

と明らかにウケを狙ったように答えた。これは事実そうだったので仕方がない。

一同、大爆笑。
ほら、する必要なかったですよ・・


と追い討ちをかけられてしまったのである。当時、周囲からはよほどノーテンキに思われていたのだろう。

僕は自分では繊細な神経を持っていると思うが、一見、そう見えないのである。繊細なのはこのブログを読んでいる人はすぐにわかるであろう。ただ、当時からそうなのだが、外からはすぐには見えない。嫁さんはこの辺りは結構わかっているようである。もし、一緒に住んでいてそれがわからないとしたら、相当に変わっている。

O型性格もミックスしているのでそう思われるのかもしれない・・

このようなことから、表面的な主治医に似てしまっては、僕の患者さんの場合、胃潰瘍にならない人が続出するというか、O型人間ばかりになってしまうであろう。