リスパダール・コンスタ | kyupinの日記 気が向けば更新

リスパダール・コンスタ

リスパダール・コンスタはリスパダールの持続性抗精神病薬で、2009年6月頃に発売になりそうである(4月承認、6月頃発売)。この注射剤は、2週間に1度ずつ筋注する。だからネオペリドール(ハロマンス)ほどは利便性が良くはない(ネオペリドールは1ヶ月に1度)。

3剤型あり、
25㎎  (2㎎)
37.5㎎ (3㎎)
50㎎  (4㎎)


上の見方だが、例えば25㎎アンプルを2週間に1度ずつ打っていけば、毎日2㎎ずつ服用するのと同じ効果が得られるといった感じ。

これは毎日内服するよりずっと便利になっている。注射がとても嫌いな人はそうでもないけど。このような持続性抗精神病薬は内服薬のようにいきなり門脈を通過しないことが非常に大きい。

あくまでMRさんの話だが、効果は良いと言う話であった。

このリスパダール・コンスタという名前だが、なんとなく感覚は伝わるがまだ確定したものではないらしい。ヤンセンファーマのホームページを見ると、(RISPERDAL®CONSTA®)とある。

この持続性抗精神病薬という剤型は、やや時代遅れになりつつあり、実際、ネオペリドール(ハロマンス)などはあまり売れていないらしい。僕の患者さんでは外来、入院すべて合わせても、ハロマンスの処方はたったの3名だけだ。またフルデカシンはゼロであった。

このリスパダール・コンスタがどの程度売れるかちょっと興味がある。

実はリスパダールには活性代謝物、パリペリドンもやがて発売されると思われる。たぶん。これはアメリカでは徐放剤として既にINVEGAと言う商品名で2007年1月から発売されているらしい。日本は2~3年後くらいになると言う話。