コールドプレイ | kyupinの日記 気が向けば更新

コールドプレイ



1998年にロンドンで結成された叙情派ロックバンド。ファーストアルバム、パラシューツは2000年に発売されている。その後サードアルバムまで作られているが、すべて世界中で大ヒットとなっている。

コールドプレイ1

過去ログの僕のコメントから
コールドプレイの曲は、なぜこうも人の心を打つのだろう・・といつも思うのです。

最近、WOWWOWで放映された、ライブ・イン・トロントは観客もノリがすごくて素晴らしかったです。ライブDVDのライブ・イン・シドニーを持っているのですが、トロントの方がずっと良い。叙情派ロックバンドと言われるが、どの曲も美しさがあり、アルバム通じて駄曲がほとんどない。In My PlaceやYellowが有名なのでしょうが、僕はThe Hardest Partが好きです。いつも感激して聴いています。

コールドプレイ4

ブミさんのコメントから
胸を打つ音
コールドプレイは確かデビューがギリで2000年だったかと思うのですが、21世紀になって初めての胸を打つ音体験でした。ラジオの前でフリーズしてました。こういう体験はそうそうあるものではなく、その前は1994年に2回でした。(平沢進:『オーロラ』/宇井かおり:『優しい奇蹟』)その前は1985年。(スージー&ザ・バンシーズ:"HAPPY HOUSE")その前はジョン・コルトレーン"Coltranology"(1961)中の"My Favorite Things"のEric Dolphyのフルートソロ…っていい加減にせんかい!!


歌詞の言語に無関係に、あるいは歌詞の有無にすら無関係に、いわば大脳皮質を仲介しないでダイレクトにハートに突然響く曲があります。そういう有無を言わさぬような出会いには逆らいようがなく、たいがい僕は号泣しています。なぜか、「理解(愛)された」という確かな感覚がともなうのです。(治療が必要でしょうか?w)
コールドプレイの曲は特に響くハートを選ぶと思います。少なくとも根っからアッパー系の人には一生縁がないでしょう。彼らの音が響くのは、鬱や空虚を痛みとして(知的レベルにせよある程度距離をおいて)理解できるハートに限られると思います。そして、彼らの音がダイレクトに伝わるのは、彼らの表現に衒いや防衛がほとんどないからではないかと思っています。そういう意味で僕は彼らを叙情的だとはまったく思いません。むしろ叙事的で、ありのままの冷徹さが突き刺さってくる感じです。


"X & Y"を久しぶりに聴きました。昨年とまったく印象が変わりました。クラフトワークへオマージュを捧げたと思われる曲など最初は殻を破るための試みと感じたのですが、ほとんどの曲がメロディとヴォーカルを取り出して脳内でアレンジを地味にしたらまったく前2作の感じです。検索したら彼らは活動停止中のようで少し不安になりましたが、いずれ何事もなかったかのように姿を現してくれるでしょう。

先日の僕のコメントには明らかな誤りがありました。コールドプレイの曲が特にハートを選ぶとしたらデビュー数年で驚異的アルバム売上を伴って世界のロックの頂点に立つことはありえません。鬱や空虚を抱える世界のたくさんのハートがコールドプレイを選んだわけで、順序が逆です。

ピンクフロイドとコールドプレイの類似点:捨て曲がない丁寧なアルバム作り。kyupin先生とコールドプレイの類似点:物事をまっすぐに見られる力強い目。コールドプレイMy Best :"A Rush of Blood to The head"

コールドプレイ3

ところで、ファーストアルバム(パラシューツ)の最初の曲の題名がなんと、「Don't Panic」。短い曲だけど、コンサートでも歌われるような良い曲で、この曲からアルバムは始まっているのである。(画像は、トロントで行われたライブから。ボーカルのクリス・マーティンは1977年生まれ)