1年前を振り返る。〜出産するまでの記録〜 | 遊友53番地(ゆうとも53ばんち)

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ヘッポコウクレリスト遊ちゃん。が音楽活動のこと、育児のことなど、好きなことを書き綴る備忘録。

約1年ぶりのブログ更新になりました。

遊友53番地です。

 

ただいま育児に奮闘しながら、少しずつ音楽活動もちょこ〜〜〜っとずつ今まで顔を出していたところにまた行きはじめたりもしています。

 

今回の記事はですね。

 

昨年の今日、娘を出産した時のことを記憶があるうちに書き残しておこうと思いまして。

またウクレレ関連の話じゃないのかよ〜っていうね笑

 

これから出産するよ〜って人には参考になるのではないでしょうか……多分。

 

ではではスタートビックリマーク

 

赤ちゃん  赤ちゃん  赤ちゃん

 

妊婦になって病院の母親学級に参加していたとき、出産についての講義を受けていて、私の最大の疑問はコレでした。

「陣痛の始まりってどんなんだ?」

コレですね、母親学級で質問したんですが、人によって出産の始まり方というのが違うので明確な答えが得られませんでした。

私の周りの先輩ママさん達もほとんどが破水から始まった人ばかりで。

結局、「これは出産してみないとわからないな…」というフワッとした結論に終わりました。

ただ、病院からは

「強い生理痛みたいな痛みが10分切る間隔で来たら病院に電話して」

と言われていたので、それだけを頭に刻んでいました。

 

んで、予定日2日前の結婚記念日。

 

なんか…生理痛っぽいのが来たかも?

という、鈍い腹痛で朝が始まりました。

 

とりあえず普段通りに過ごしつつ痛みのある時間をメモっていくと昼頃には10分切るくらいにはなったんですが、痛みがそんなに強くなく、これって陣痛なのかな…と疑いつつも一応訊いてみよう!と病院の午後の診察受付時間ギリギリの時間に電話。

 

…しかし、病院からの返答は

「5分切るくらいの間隔で会話できないくらいの痛みがきたらまた電話してくれ」

でした。

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

なんじゃそら!

生理痛みたいな痛みが10分切ったら電話しろ言いましたやん!

 

…と思ったんですが、「普段通りに過ごしていれば痛いの進むから、いつも通りにね」とも言われたので痛みの時間のメモだけ取ってあとはのんびり過ごすことに。

 

…が、ここで要らん障害が。

それは………旦那スイマセンつい気持ちが文字の大きさに出ました

まぁ〜彼も初めて父親になるのでソワソワしちゃうのも分かるんだけど、痛みが強くなってないのに

「病院に電話した?」「ねぇ病院に電話しないの?」
としょっちゅう訊いてくる(-_-;)

 

おかげで(ってわけでもないと思いますが)、この日の翌日、痛みが引いていき。

出産予定日に再び痛みが出てくるもその翌日には痛みが引いていき…とまったく陣痛が進む気配なし笑

 

もうね、出産予定日にきた痛みなんて自分でもコレまだ陣痛じゃないんだろな〜と分かっていたんですが、旦那の「病院に電話しろ」攻撃がうるさくて渋々電話しましたよ笑

それまでに何度か病院に電話していたんでもう気まずい気まずい困る

電話口に出た助産師さんも薄々感じているのか
「痛さってご自分ではどう感じます?」と訊かれ、

「いや…自分では何となくコレはまだまだだな〜と感じてるんですが、夫が『自己判断せず電話しろ』とうるさくて…夜だし(20時頃でした)何度も電話して申し訳なくて汗

と答えると

「アハハ、ご主人のご心配も分かりますので気にせず電話してくださいね」

と優しく言っていただいたりも。

 

そんなこんなで、出産日前日。

この日は台風がちょうど来ている日で、股関節がすっごく痛いなぁ〜と思っていたら、それまでより強い生理痛のようなものが。

…で、ちょっとシモ的な話をすると、便通の時の痛みにも似てるんですね、この痛みって。

もう2度も痛みが引いているので、疑心暗鬼になっている私は何度もトイレに行ってみたりもしたんですが。

あ、コレ違うわ便通時の痛みじゃないわ、ってなりまして。

 

この時、初めて陣痛アプリをiPhoneに落として計測開始。

(もう手書きが面倒くなってた笑)

 

午後3時前、痛みが5分を切ったので病院に電話したところ、来てくれと言われたのでちょうど自宅作業で仕事をしていた旦那が付き添ってくれて、台風の中、病院へ。

 

NST(陣痛の間隔や赤ちゃんの心拍を測るテスト)でモニタリングしたところ、助産師さんの見立ては

「前駆陣痛ですね〜」

でした。

マ ジ か ( ̄□ ̄;)

これが前駆陣痛かい!結構痛いけど!

もう分からん!陣痛の痛みが分からん!

 

と、混乱している私に

「入院、どうされます?本陣痛じゃないので入院費用は実費がかかりますけど入院はできますよ」

とおっしゃる助産師さん。

「ちなみに入院されると痛みが引いて結局一旦帰宅するケースが多いですけど…」

とも言われ、実費がかかると言われたことと、翌日に妊婦検診の予約を取っていたこともあって、

「あーじゃあ、今日帰って明日妊婦検診受けにまた来ます」

ということに。

 

そして、翌日。出産当日。

痛みが引いたらどうしよう…とドキドキしながら寝たのですが。

痛み、引きませんでした。ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

陣痛アプリで測っていると痛みの間隔は3分くらいになっていましたが、痛さが前日と同じくらいだったので、妊婦検診に行くことに。

この日も心配した旦那が午前半休を取って付き添いしてくれました。

まさかこの午前半休が全日休になるとは…

 

病院に着いて、検尿の提出と血圧を測るところまでは何とかできていたんですが、検診の順番を待っている間に痛みが少し強くなってきて。

アレ?ちょっとヤバいくらい痛くなってきた?

ってなって、外来受付に言いにいこうか迷っていたところに診察前にNSTに行ってきてと言われ、外来から入院病棟に移動。

(産んだ病院では入院病棟でNSTや出産をしました)

 

この移動がもうツラくてツラくて。

途中立ち止まって痛みに堪えつつ入院病棟へ。

 

ちょうど分娩中で分娩室が空いてないということで、通されたのが和室の陣痛室。

わー、ベッドにあがらなくていいのか、ヤッタ…。

 

と思いつつ、布団に横になってモニタリング。

すると、助産師さん。

「あ、これ、(陣痛)始まってますね」と。

えええーーーーーーー??( ̄□ ̄;)

昨日よりちょっと痛いくらいなんだけど!

もう分からん!陣痛ぜんっぜん分からん!

 

さらに助産師さん、

「でも赤ちゃんがまだ眠ってるので出てくるのはまだ先かな〜?」

とおっしゃる。

エッ(゚Д゚≡゚Д゚)?????

赤ちゃんが寝ている?けど陣痛は始まっている?

赤ちゃんが出てこようとしているから陣痛がくるんじゃないの?

頭に?マークが飛び交っている間に前日、診てくれた助産師さんが登場。

(若いおねえさんの助産師さんだったので憶えてました笑)

 

「あ、陣痛きましたか〜。私が担当になりましたので一緒に頑張りましょうね!」

と言いつつ、私の背中をさすってくれつつ深呼吸の指示をしつつ、検温と血圧計測。

すると、38度の高熱が出ていることが発覚。血圧の数値も高いので、「点滴しますね」と。

まさかの人生初点滴。

 

で、ですね。

事前に先輩ママに「陣痛中に吐くことがあるから気をつけて」とアドバイスいただいたことがありまして。

産むのに胃が圧迫されてリバースするんだとか…

聞いた時はへぇ〜そうなのか…と実感なく聞いていたんですが。

 

リバース、しました。見事に。

 

点滴の準備で助産師さん達が席を外しているうちに胃がムカムカしてきて、旦那にビニール袋を用意してもらってそこに朝食をすべてリバース。※食事中にこれを読んでいる方ゴメンナサイ

 

旦那がナースコールで担当の助産師さんを呼んでくれて

「あ、吐いちゃいました?んじゃ、点滴打つ前だし今着替えちゃいましょう」

と術着にチェンジ。

もうこの頃になると起き上がるのもしんどくて、やっとの思いで家から着てきた服を脱いで術着を着たのを憶えてます。

着替えてる間にも陣痛がくるので、その間は何もできず下着姿で深呼吸とか笑

 

この時、ちょうどお昼時で外来の診察が一息ついた産科の先生がやってきて内診。

「んーーー…あ、子宮口5cmくらい開いてるかな?でもまだ赤ちゃん寝てるからもうちょっと頑張ってー。あ、もう入院扱いになってるんでお昼ご飯が出るけど食べれそう?」

と一気におっしゃり、陣痛でゼイハアしてる私にかわって担当助産師さんが朝食リバースしたことを説明。

ちょうど陣痛用バッグを持参していて、ゼリー飲料を持っていることを伝えると、

「あっそれいいねーお産は体力いるから少しでも食べといてね」

と言い残し、颯爽と退場。

 

いやもう…何も食べる気おきないんすけど。。。

と思いつつ、旦那と担当助産師さんが勧めるのでゼリー飲料をちょびっと食べ、再び陣痛に堪える。

この辺りから陣痛がくると担当助産師さんが「ふぅ〜ふぅ〜」と言ってくれるのに合わせて深呼吸すると楽なことに気付く(←遅い)

 

で、点滴。

点滴ねー…一度打つの失敗されましてえー

陣痛で点滴打つ痛みが軽減されるかな〜なんて考えてましたが、痛かったです笑

針を打った瞬間、「いってぇ…!」って言いましたよ笑

 

点滴を打ち終わると旦那が

「俺、午前半休を全休に変えるわ。会社に連絡するついでに入院用の荷物取りに自宅に一旦戻るね」

と、旦那も退場。

 

で、担当助産師さんも

「分娩室の準備してきますので、何かあったら呼んでください。

…あ、あと入院の書類!置いておきますので記入をお願いしますね」

と脇にあった袖机に書類を置きつつ退場。

 

一人、陣痛室に残される私。

 

いやー…人生で一番心細い時間でしたわ、この時…。

一人になると部屋の中が急にシーンとするので分娩中の人の声とか聞こえてくるんだけど、

「痛いよぉぉぉぉ助けてぇぇぇぇぇお母さぁぁぁぁぁん!!!」

みたいなんが聞こえてきたり。

 

おお…叫んどる……私も何時間か後にああなんのかな…

あ…痛み引いてるうちにちょっとゼリー飲も…

書類なぁ…書こうにも今動く余裕ないんだが…産んだ後じゃダメかな…ダメだよな……

 

ツラツラとそんなことを考えていた(余裕あるな、私)ところ。

 

…あ、トイレ行きたい。

 

ってなりまして。迷わずナースコールボタンぽちー。

わりとすぐ助産師さんが来て、トイレに行きたい旨を伝えると点滴スタンドを持ってきてくれて、それにつかまりながら助産師さんと一緒にトイレへ。

 

もうね、ここで破水しちゃったらどうしよう…間違ってトイレで産んじゃったらどうしよう…とか余計な心配しまくる私笑

 

用を足した後、陣痛室の入り口で助産師さんが点滴スタンドをしまいに行ってしまったので一人陣痛室に入って、

「あ、今なら書類書けそう」と超スローモーションで脇机の前に座って書類をものすごいスピードで書き上げて、再び超スローモーションで床についたくらいのところで「トイレ行ったって聞いて…」と担当助産師さん登場。

 

内診もしたところ、

「あれ?さっきより子宮口が開いてる…すごいですね!順調、順調!これなら夕方までに出てきますよ」

とのこと。

 

この辺りから陣痛がきても何とか自力で深呼吸して痛み逃しできていたんですが、逃せなくなりそうなほどの痛みに変化。

…しかし、赤ちゃんの心拍は眠っている心拍なんだそう。

 

この期に及んでまだ寝とんのかい、腹の子は!

母はこんなに痛いんですけど!?

てか、この陣痛って何なんだ!?

 

疑問にかられて痛みの合間にゼイハアしながら「この痛いのは一体なんなのか?」と質問。

 

私「あの…訊きたいことがあるんですけど…」

助産師さん「ハイ、何でしょう?」

私「今、赤ちゃんって眠ってるんですよね?」

助産師さん「(赤ちゃんの心拍の波形を見て)…ですね。眠ってますね」

私「そしたら、今痛いのって何が痛いんですか?赤ちゃんが出ようとして痛いのが陣痛じゃないんすか…?」

助産師さん「えっと…今はですね、子宮が赤ちゃんを生み出すために収縮を繰り返していて、その痛みなんですね。いわば子宮の準備運動みたいな。赤ちゃんが出てこようとしている時も痛いんですけど、それとはまた別っていうか…まぁそれも陣痛になるんですけど」

 

準備運動…これが……

いや、本当に出産してみないとわからないもんです。

 

担当助産師さんに腰を押してもらいながら深呼吸していると旦那が入院用の荷物を持って戻ってきて、担当助産師さんと交代。

 

旦那ね、陣痛の時に私が旦那をののしられるのがイヤだから立ち会いは遠慮したいっていってたんです。最初。

でもね…実際はののしる元気も余裕もなかったです。

「あのさ…次に痛みがきたら、腰のこの辺を押してほしいんだけど。(旦那の手を取って押してほしい箇所を指定)…ココね。握りこぶしで全力で押して。よろしく」

みたいな指示だしのみ。

 

この握りこぶしで全力で押してもらうのがありがたかったですね。

あとは熱で汗がめちゃめちゃ出るので汗をふいてもらったり、水を取ってもらったり。

 

痛みに堪えつつ午後3時前。再び産科の先生登場。

「子宮口、順調に開いてるね。そろそろ分娩室に移動しよっか〜」

とのことで、移動の準備。

担当助産師さんが旦那に分娩室に入るかどうか訊いて、旦那、分娩室も付き添いを決意。

 

担当助産師さんが点滴スタンドを持ってきてくれて再びそれにつかまり、ゆっくり分娩室まで移動。

途中、「あ、トイレ行っとく?この機会を逃すとしばらくトイレ行けないけど」と訊かれ、赤子以外に出るものあるんかいな…と思いつつしばらく行けないなら行っとこうかな、とトイレへ。

 

これがどうも良かったみたいで、分娩室にあがって内診したら、

子宮口がもう9cm開いて赤ちゃんも出る準備を始めたとのこと。

 

不思議なことに分娩台にあがって、あの、出産する時の体勢になると痛い時にいきみたくなりまして。

でもまだいきんだらダメなので、必死に我慢。

もう我慢の汗で全身汗ダックダク笑

破水したのはこの時だったかな。

話に聞いていた「水鉄砲が破裂するみたいな感じ」で、パシャンって音がした後、バケツみたいに生暖かい水がバシャーーーって出てきたのを憶えてます。

 

そうこうしてるうちに分娩室にワラワラ〜っと人が入ってきて、産科の先生と担当助産師さん以外に4〜5人はいたかなぁ。

 

足の高さの微調整やら、手をつかむところの指示やら、

「いきむとき絶対に目を閉じないで。目の周りの血管が内出血して顔が大変なことになるから」

みたいな注意喚起もされつつ、ついにいきんでよい許可が!

 

いきみの指示がまた上手いこと言うなぁと思ったんですが、

「すっごいひどい便秘を解消するつもりで下っ腹に力入れて」

……と笑

ちょっと笑いそうになりましたが、分かりやすかったなぁ。

 

いきみは全部で何回したかな…回数は憶えてないですが、いきむ直前に時計を見ていたので30分はいきんでたと思います。

いきむのってずーっといきんでるわけじゃなくて途中で休憩(?)で息を整えたりするんですがホントきつい。

あまりのキツさに「きっつー…いっすね…」と言い、分娩室内にいた人達の笑いを誘うほど笑

途中、息が上手く吸えなくなって酸素マスクをつけてさらにいきんで、15時45分。

 

娘、爆誕!!

3604gのビッグガール。

産むの大変なはずだよ。。。

 

産んですぐ、胸の上にのせてもらうんですが、娘、私の胸の上でちょっと泣いたと思ったら即寝まして笑

娘に最初にかけた言葉は

「うわーーー出たーーーーかわいいーーーーってすぐ寝たーーー」

でした笑

 

出産後2時間は分娩室内で安静にしてないといけないので、夕食は分娩室で食べました。

その日ちゃんと食べたまともな食事はこれ1食のみ。

(朝食はリバースしちゃったので)

美味しかったですね…さすがに疲れきって完食は無理でしたけど苦笑

 

旦那も結局、立ち会い出産してもらって心強かった。

ありがたかったです。

 

あ、あと先輩ママの一人に「出てきてすぐの赤ちゃんはガッツ石松にクリソツ」と言われましたが、ガッツ石松ではなかったです。

キッパリ。

 

赤ちゃん  赤ちゃん  赤ちゃん

 

まぁ〜そんなわけで、焦らしに焦らしてこの世に出てきた我が娘。

大きな病気一つするわけでなく、すくすくと育ちまくり、

今日、ついに1歳。

長いようであっという間な1年でしたわー…。

 

1歳になってもまだまだ見た目は赤ん坊。

手もまだかかりますが、引き続き健やかに育っていってほしいものです。

オカンは頑張るよーチカラコブ

 

以上、出産回想録でした。

長文ブログにお付き合いいただき、ありがとうございましたラブラブ

 

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