先週、職場コミュニケーションセミナーを開催しました。
今回、初めてコーチングに触れるという方も何人か参加されてました。
始めに、セミナーの参加目的や職場でのコミュニケーション課題等を各自書き出してもらいました。
コミュニケーションがうまくいかない理由として、ある言葉を紹介してもらいました。
群盲象を撫でる
これは、インド発祥の寓話です。(寓話とは、私たちの生活に馴染みの深いできごとを比喩によって見せ、諭すことを意図した物語のこと)
どういう意味かというと、数人の人達がゾウを触り、耳を触った人は「扇のようだ」と言った。尾を触った人は「綱のようだ」と。鼻を触った人は「木の枝のようだ」と。
それぞれが別々の一部分だけを触り、ゾウの感想について別々のことを言ったという話。
この寓話のようなことが、あなたには起こってないですか?
アドラーも「すべての悩みは対人関係の悩みである」と表現してるように、コミュニケーションがどれだけ大切か、そして難しいことか・・この言葉からもわかる気がします。
話させ上手になる具体的な方法や、信頼関係をいち早く築ける話の聴き方は、とても興味深い内容でした。
例として、もし話しにくい上司(部下)で打ち合わせをするなら・・の「上司」と「部下」ベストな座り方もあって、コレは明日にでも簡単に使える方法でした。
今回アドラーの言葉もいくつか説明され、コミュニケーション講座のまとめとして、「どんな相手にも伝わる言い方の5つのポイント」を学びました。
個人的には、感情で伝えがちなことが多く、感情『を』伝えるというのが響きました。聞き方も同様で、事実と感情を分けて聞くということ。
これよくありがちですが、普段できてないなぁと思った次第です。
毎回コーチングを使ったセミナーでは、新たな気づきが有り、そして明日から使える学びを得られます。今回も多くの感想をいただいてるので、次回また参考にしながら、企画主催していきたいと考えております。