☆6月4日~6月10日は「歯の衛生週間」です☆
皆さん、息キレイですか
今日は皆さんが気になる「口臭」についてのお話です
寝起きや空腹時の口臭や緊張やストレスからくる口臭など
生きている限り誰でも体験する、治療の必要がない生理的な口臭があります。
これらは主に、口腔内の唾液の量が関係していて、
唾液の分泌量が少なくなると、口臭が発生しやすくなります。
唾液についてはこちら
そうは言っても、自分の「口臭」や人の「口臭」は気になるところですよね
では、治療や改善が必要な「口臭」の原因には一体何があるのでしょうか
<口臭の原因>
歯周病・歯肉炎・虫歯
健康な人の口腔内には数百種類以上の微生物が存在し
その数は少なくとも数十億という単位で存在します。
口腔内の病原菌が増殖し、活動が活発化した時に口臭が発生します。
歯並び
歯並びが悪いと食べかすがつまりやすく歯磨きがしにくくなる為に
歯垢が歯に付着して虫歯や歯周病、歯肉炎になり口臭が発生します。
矯正治療をする事で正しい歯並びになり、歯垢の除去が容易になります。
口腔内の乾燥
口腔の唾液分泌が低下し、あるいは口腔粘膜の水分蒸発により、口腔内が乾燥し口臭が発生します。
舌磨き
舌を過剰に磨くことで、舌の上の細胞が傷つき乾燥し口臭が発生します。
口呼吸
口で呼吸することで口腔内が乾燥し唾液の分泌が抑制され、
外気からの細菌を吸い込むことで口腔内の細菌が増殖し口臭が発生します。
ホルモンの変調
ホルモンバランスが崩れると唾液の分泌が悪化し、口腔内が乾燥し口臭が発生します。
薬
薬の副作用によって唾液の分泌量が抑えられ、口腔内の乾燥を引き起こし口臭が発生します。
食品と嗜好品
大蒜などのネギ類、珈琲、酒、タバコ等を摂取すると体内で分解された後に血液をめぐって
唾液、皮膚・尿から臭いが発生します。
耳鼻咽喉科の疾患
慢性鼻炎・蓄膿症・慢性気管支炎など炎症がある場合に、鼻や喉から臭いが発生します。
内科的疾患
胃潰瘍・肝炎・糖尿病などがある場合に、血液中から排出されて、呼気として臭いが発生します。
人それぞれ、様々な原因で「口臭」は発生します。
1つの原因からの場合もあれば、いくつかの原因が重なる場合もあるでしょう。
原因を明らかにすることで、「口臭」を改善したり治療することができます。
自分の口臭が気になって仕方がない方は、「口臭外来」を受診してみてはいかがでしょうか
次回は、自宅で出来る「口臭予防」のお話です