4月15日放送の『ミヤネ屋』で、

映画〝靖国〟について取り扱っていました。

コメンテーターのやり取りの部分だけ引用します。

※ピンク色の文字は管理人の愚痴です。



宮根誠司氏

さて〝反日映画〟という批判だけではない!上映延期となっております、ドキュメンタリー映画「靖国」、上映されるんでしょうか?ということなんですが、ま 反日映画、反日映画と言われてるんですが、実はそれだけの批判ではないんですね。


森若佐紀子アナウンサー
文化庁から、この映画に対して助成金が出ていたことに対する批判、それから出演者が出演シーンの削除を依頼しているんではないか?と言ったことに対して・・・・・・



宮根氏

そこに政治家が介入してるのではないか?と言われてるんですね。あの・・・私もこの「靖国」を観ておりませんので、何とも言えません。今回は事実だけみなさんに、お伝えしたいと思います。これはねぇ・・・問題、まだまだ続きそうです。


※中略


宮根氏

さぁ、映画「靖国」、一連の流れをご説明致しましょう。まず、助成金750万円に批判が出ていると言うことなんですが、一昨年の10月、日本芸術文化振興会、これは文化庁の所管なんですが、助成金750万円をこの「靖国」にですことを決定致しました。さぁ、この助成金なんですが、こういうものですね。



助成金の基準



※中略


宮根氏

宗教的、政治的な宣伝意図がないこと、日本の映画であること、これが後々、問題になってくることになるんですが、去年の12月、週刊新潮の12月20日号、『反日映画、「靖国」は日本の助成金750万円で作られた』と報じます。これを受けて、先月の12日、国会議員らが試写したんですね。


森若アナウンサー

自民党の稲田議員たちが、助成金の妥当性のために、試写を依頼、文化庁の仲介で実現したということなんですね。


宮根氏

この映画「靖国」を観た、一部の国会議員の中から、〝反日的だ〟というコメントが出てきました。そしてその数日後、まぁ・・・この発言に影響を受けたか?定かではないんですが、なんと・・・


森若アナウンサー

今月に上映予定だった全5ヶ所の映画館が上映中止を決定をしました。


宮根氏

この一連の動きに対して、映画演劇労働組合連合会がですね、国会議員らが試写したことについて・・・こういう風に言っています。


森若アナウンサー

国政調査権を盾にした、「検閲」の強要だ、


宮根氏

「検閲」という言葉が出てきました。何か、随分古めかしい言葉ですが・・・


ゲストコメンテーターの松尾貴司氏

うーん・・・戦時中みたい・・・


森若アナウンサー

公的支援への政治介入のように感じる


宮根氏

「政治的介入」という言葉が出てきました。

さぁ、この試写を観た、稲田朋美議員なんですが、こういう風に仰ってます。あくまでも・・・


森若アナウンサー

「映画の公開」を問題にするつもりはない 右矢印助成金が妥当かを判断したいんだと、仰っていてこの様なことも以前、仰っていました。「事前の試写を求めた」という事実はない。(試写のタイミングが)公開前かというのは、私にとって何の意味もない。内容が意味があるんだという風に仰っているんです。


宮根氏

事前の試写を求めたことの事実はないということなんですが、「ほな、公開してからね・・・っていうてね・・・」


読売テレビ解説委員:春川正明氏

フリップの発言ね、すごく問題だと思うのは、「公開前かは私にとって何の意味もない」と仰っているんですよ、これが例えば、公開された後でね、「文化庁の助成が何かおかしいんじゃないか?観せて下さい」と言ってくれば、ここまで問題になってなかったと思うんですよ、


宮根氏

そうですね・・・


春川氏

公開される前に、国会議員の立場で聞いたということで、その影響力も含めて問題だと言われてるん・・・ですよ・・・ね?!。


宮根氏

国会議員の皆さんで観たということは、公開前に、何らかの意図があって観たんじゃないかと言われても仕様がない。さぁ・・・先ほど出ましたが、助成金の問題も出てきておりますが・・・


森若アナウンサー

基準ですね(助成金支出の主な基準のフリップを再び出す。)


宮根氏

ま 一連の流れを説明しましたけど、高野さんにお聞き致します。この・・・所謂・・・ドキュメンタリー映画の「靖国」、そして一連の政治家の動きを含め、放映中止を決定した映画館もあります。どういう風にお感じになります。


高野孟氏

全体からしても騒ぎ過ぎですよね。

※その通りです。だから騒がないでください。しかも妙な理論で・・・

やっぱり、当たり前の話ですけど観てから考えればいい訳で、えーこれは、本当に・・・あのーま そう言っちゃ何ですけど、産経新聞の社説にいたるまで、まず観るのが先じゃないのか?と言うことを書いたぐらいですよね。その通りで、それだけの問題なんですよね。やっぱり、一ついけないのが、週刊誌ですよね、始めっから〝反日映画〟という風に断定して、それと補助金を結びつけるというところですね。

※でも、これも『表現の自由』では?

これ、そこにも明らかに偏見が・・・、この偏見のフィルターを掛けた報道の仕方ですよ。

※それは高野さんにも同じことが言えるのでは?

それで、その補助金自体は、その政治的、ま 観た人、僕は観てないんだけど、観た人たちはみな、宗教的、政治的なそんな宣伝もないと、淡々としたもんだと、日本人が含めて「靖国問題」を考えるいいきっかけになるよと、評価が高いと共通してますよね。

※そうじゃない意見もあるのでは?

その日本映画であるということというのは、その補助金が、その日本の法人であって、その辺の実績があるということであれば、補助金が出るわけですから・・・


宮根氏

作ってらっしゃるのは中国の監督さんで、それからスタッフさんも・・・結構中国の方が多いんですよね。


森若アナウンサー

スタッフの9割が、中国人ということです。


高野氏

出てるあの・・・対象の方は日本の法人ですからね。


宮根氏

自民党の稲田朋美議員は、「映画の公開を問題」にするつもりはない右矢印助成金が妥当かを判断したいと仰っているんですが、高木さん、このあたりどうですか?


高木美也子さん

私ね、これがまったくの自主映画で、助成金を貰ってないだったら、こういうなチェックと言うかね、先に観せてくれといったことは、明らかにおかしいと思うんですけど、助成金が出てる、税金が使われているっていうのは、やっぱりね、もし何かあった時に誰かがチェックする、税金なんですから、その使い方がいいのかどうかということで、チェックすると言うことは別に、それが悪いというわけじゃないと私は思うんですけど。

※その通りだと思います。


松尾氏

全部(助成対象となった)の作品に対してしておくべきですよね?それならばね・・・


高木さん

そうですね・・・いやね、


松尾氏

特定に、こういう・・・ある種の意図の為にやる様な


高木さん

ある種の意図かどうかはわからないけどもね、


松尾氏

でも・・・この映画しかやってないんですよ、こういうことは・・・


高木さん

でもね、例えば今、すごく国の研究費、所謂私たちが取る研究費もすごくうるさくなっているんですね、だから例えば、2年で、2年間あげますって言っても、一年でチェックして、大して業績が出てないと、打ち切りとか、今、そういう風に、何かすごく厳しくなってるんですよ、助成金というもの自体がね、国が出すお金って自体が、だから私はその、助成金の使い方に、自主映画と違って、それが出てるということ、国会議院が観たことは、私は、そんなに問題にすべきではないと

※これが正当な意見だと思います。


高野氏

それなら、国会議員は、全部の映画を観りゃいい訳ですよね・・・

※これこそまさに橋下知事の言う『机上の空論』であり、単なる屁理屈です。助成された映画に問題がありそうだからこそ調査した、それだけのことです。別に全部見る必要性がどこにあるのでしょうか・・・そのために文化庁があるのでしょうに。あまり当てにならないような気もしますが・・・


高木さん

そうそう、そういうことですよね。


※パネラーのほとんどが助成対象作品をすべて観ればいいのでは?という意見となる。

※『そんな暇があるか』って感じですね。


高野氏

ああいう、週刊誌報道如きに引っ掛けられてね、バタバタ国会議員が動きをするのがおかしいんですよ

※問題がある可能性があるのに動いて何が悪いのでしょうね?


松尾氏

もしね、万が一、内容に問題があるとすればね、それに(助成金を)出すという審査した、その役人さんがね失敗したなと思ってね、次から改める方法を考えればいいことでね、これから公開しようとしている時に、こういうある種の意図を持ってとしか考えられない様な、稲田さんはね、勿論、ご自身が正しいと思ってやってらっしゃるんですけど、あの・・・失敗なさったなって思っていると思ってるんですよ。これだけ大騒ぎになって、余計に宣伝をして観たいと思う人たちを増やしてしまった訳ですから・・・


宮根氏

日本というのは、民主主義国家で、〝表現の自由〟というのがあって、松尾さんや荒木(由美子)さんは、その表現者に入るんですけども、表現者の立場から言うとどうですか?


松尾氏

とにかく、ただね・・・お金(助成金)を貰っているというところでね、それはある種のハードルというか、規制の枠は出てくると思うんですよ、ただ、そのチェックの仕方が、ちょっと不健康かなぁ?という感じはしました。


宮根氏

荒木さんね、〝反日〟やという言葉が出ましたけど、〝反日〟やって誰が決めんねんちゅう話になるんですよね。


荒木由美子さん

そうなんですよね。だからそのイメージばっかりあって・・・「靖国」というタイトルと〝反日〟ということだけで、ダメって、世の中を動かせようとしてる気がしているんですけど・・・


松尾氏

この映像を観ることで、ひょっとしたら、国全体とってひょっとすると有益かもわからない

※だから、誰も上映するなとは言ってないだろうに。見たいやつは見ればよい。


荒木さん

そうなんです。


宮根氏

高木さんが仰るのは、税金が出てるんで、そのチェックはしたほうがいいと、


高木さん

税金が出てるってことは、ノーチェックっていうのは、私はよくないと思うんですよ。今、本当にうるさい時代ですから・・・


宮根氏

高野さん、そのあたりどうですか?その表現の自由、それから税金が出てるってね・・・


高野氏

ま 要するにこれ、文化振興予算ですからね・・・えーですから、その文化の中身に政治も・・・あの政府も・・・あの・・・手を突っ込むべきじゃない訳ですからね、形式な要件を満たしていたら、その何ていうか・・・文化振興としてのお金が出て構わない・・・

※要するにチェックする必要はないということでしょうか?おかしなことを仰る方ですね。


松尾氏

お金をね、750万円ね、返してしまって・・・それ以上の宣伝効果も生んでしまってますから・・・


※荒木さん、高木さん・・・・・頷く


高野氏

何億円の宣伝がねー(微笑む)

※宣伝されたのが、余程嬉しいようです。


松尾氏

お返ししますと、動くといいじゃないんですか?


宮根氏

登場人物の一人の靖国刀刀匠・刈谷直治さん、90歳、映画「靖国」で中心的な人物として取り上げられている、刈谷さんはこういう風に仰っています。


森若アナウンサー

「刀の芸術的な映画だと聞いて、撮影に協力したが、違うように利用されていた。」と仰っているそうです。


宮根氏

本人は「考えさせて頂きたい。カットできないのかなぁ?」ということなんですが、インタビューを含め前編に渡って登場してらっしゃるんでカットはできないということなんですね。そこで自民党の有村治子議員が、(刈谷さんに)電話で確認したということなんですね。


森若アナウンサー

「刈谷氏の訴えを人づてに聞いたので、直接、電話をして本心を聞いた。」ということです。


宮根氏

刈谷さんの主張を代弁したところによりますと・・・


森若アナウンサー

刈谷さんの映像を一切、外して欲しいと希望されています。


宮根氏

刈谷さんは映像を一切、外して欲しいと希望されております。


松尾氏

ここで何が起きたかっていうことを・・・この話を聞いて、皆さんほとんどの方が、ある一つのことを想像なさっているじゃないかと思うんですけどね。


宮根氏

ってことは・・・?


松尾氏

つまり、事情を聞く為に、電話を掛けられたのかどうなのか?ということですよね。

※どうしても有村議員が誘導したと言いたいようですが、刈谷氏本人が『有村議員からの電話は関係ない!』と仰ってるのに、この人は一体何を根拠にこんなことを言ってるんでしょうね・・・


宮根氏

その刈谷さんは、芸術的な映画だと聞いて、協力したと・・・で 外して欲しいと・・・有村さんが聞いてきたということなんですが、それを一方受けて、映画「靖国」の李 纓監督なんですが、刈谷さんの奥様から「反日映画」と言われたが、ご夫妻といろいろとお話をして「どこでも上映してください」と言われた。と・・・まったくこれ、まったく相反しているんですね、意見が・・・


森若アナウンサー

(李 纓監督が )出演者に対して、国会議員が直接連絡を入れること自体いいのか?と・・・


宮根氏

ここまで、高木さん、踏み込んじゃっていいのかという気も致しますけどね。


高木さん

ええ、まぁそうですね。ちょっとね私、刈谷さんもね、非常にご高齢で、あんまりこういう問題に巻き込んで・・・なんかこう・・・

※その通りですね。では巻き込んだのは誰でしょう。トム岸田氏の話を聞けばすべてが分かります。何故こんな貴重な証言を大手メディアは取り上げないのでしょうね。要するに都合が悪いからでしょうか・・・


松尾氏

気の毒ですよね・・・


高木さん

本当に、私もそう思うんですよ・・・この出演の問題はちょっと別にしておいてあげたいなという感じがするんですよね・・・


宮根氏

当の靖国神社ですが、一部の映像の削除を求めてます。


森若アナウンサー

それは、撮影許可申請などが守られていないことや、映像の一部に事実誤認の映像があるとして、映像の一部削除を求めたということです。


宮根氏

そして、一時は上映予定の映画館がゼロだった、この映画「靖国」なんですが、東京など全国21ヶ所で公開予定ということなんですが、


春川氏

私まだ、観てないんですけど・・・明日、観るんですけど、私ずっと大阪に住んでいて、靖国神社に行く機会がなくてね、去年、東京赴任になって、8月15日に靖国神社に行ったんですよ、でやっぱりね・・・知らなかったことだらけなんですよね。いろんな立場の人がやってきて、いろんなことをやっていて・・・「あぁ・・・これが靖国か」と思ったんですよ。


宮根氏

どうも、高野さん、戦後60年経ったんですけども、政治家の皆さんもいろいろお有りだろうと思いますし、我々も、日本の国民もね、ちょっと横に置いといた部分があるんじゃないんですか?


高野氏

それで、小泉さんが、あの何度も行くとそん時だけは、騒ぎになるけども、福田さんは行かない派ですから、そうなるとみんな忘れたなみたいになることも、やっぱり靖国そのものが、要するに戦争犠牲者というのを日本人として、どのようにお奉りしたらいいのか?という問題も結論が出ていないわけです。日本人自体・・・


宮根氏

戦後60年経って、高木さん、日本人が物凄く曖昧にしてきた部分なんですよね。


高木さん

ま それを、日本人が触れないんで、彼らが出してくれたっていうことなのかもしれないから、ま とにかく、観ないと何にも言えないと思うんですよ、観る機会を奪うというのはですね・・・


高野氏

新右翼の鈴木邦男さん、一水会の代表ですね・・・彼は、この映画のHPで、愛日的映画って書いてますよね。

(微笑む・・・)


宮根氏

反日かどうかを含めて、成熟した私たちが、これを観て何を考えるかということですよね。


=====引用ここまで=====



『ひどい』の一言ですね。

この映画には、思想以前の問題があることは既に明白なのに・・・

こういった〝摩り替え批判〟を世論にしてはならないと思います。

確信犯なのか、単なるいい加減なコメントなのか知りませんが、

非常に憤りを感じます。

こんな報道につぶされないように、

稲田議員と有村議員を応援しましょう!

同時にこんな報道のやり方がいつまでも通用させてはならないと思います。
私見でした。


稲田議員も有村議員もガンバレ!』とお思いの方、

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