私がまだ幼いとき、とても印象に残っている絵本があります。それは、“かたあしダチョウのエルフ”という本です。内容については、あまり触れませんが、単純なストーリーだけを載せます。


優しくそして強いエルフ!!


 勇敢でやさしいダチョウのエルフは、ライオンなどの敵から、弱い小さな動物を守ってくれていました。しかしある時、戦いで負傷し、片足になってしまいます。動けなくなったエルフの所に、最初は動物達がやってきますが、そのうち誰も来なくなります。そんなとき、更にライオンが小さな動物達を襲ってきます。片足になってなお、エルフは動物達を守りました。戦いが終わり、気がついてみると、エルフは大きな木になっていました。また、エルフの涙なのか、そこに小さな泉もできていました。そして、そこが動物達を暑い太陽から守ってくれるようになり、エルフは動物達と仲良く過ごす事ができるようになりました。


 せっかくの良い話を、表現力乏しい私が書いても、あまり伝わらないかもしれませんが、この話は、勇気、優しさ、温かさ、自然の厳しさ、虚しさ・・・、とてもたくさんのことを教えてくれる本だと思います。親として、自分の子供に必ず読ませたい1冊です。


 今の世の中、『他人に対する要求』、『自分の権利』だけを主張する人が、増えているような気がしてなりません。せちがらい世の中で、皆自分の事だけで精一杯(私自身含めて)なのかもしれませんが、『他人に対する思いやりの気持ち』、『感謝する気持ち』だけは、忘れてはならないと思います。もちろん、子供にもそういった教育をしていくつもりです。実際の所、子供の教育を考える上で、私自身が教育されているようなものなのですが・・。

 

 “かたあしダチョウのエルフ”は、大人になっても読める本です。日頃、何かと忙しい中、時にはこういった本を読んでみるのも良いのではないでしょうか?きっと、『忘れていた何か』を考えさせられるはずです。




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