そこで、WX02の簡単なレビューと実効速度について書きたいと思います。
まず、実効速度ですが、総務省が携帯各社にカタログ数値ではなく実際にでる速度を発表しなさいと指示がありましたね。
回線系のカタログ数値通りの実効速度が出ないことは、わりと有名な話なんですが知らない人もいるので誤解を生むのがよくないのでしょう。
そこで、私が使っているWiMAX2+も下り最大220Mbpsの通信速度を売りにしているので、実効速度で何Mbpsくらいでるのか計測してみました。
WiMAX2+ WX01の実効速度
計測場所は京都市内の木造1戸建ての2階で、計測時間は15時頃です。
比較対象にドコモのLTEも一緒に計測してみました。
WiMAX2+:下り20.70Mbps 上り2.40Mbps
ドコモ LTE:下り19.07Mbps 上り4.61Mbps
それぞれ1回づつしか計測していませんが、おおよその参考にはなるのではないでしょうか。
計測結果を観ても分かる通り、下りの速度はドコモのLTEより少し速く、上りはドコモの方が少しだけ速いです。
WiMAX2+はスマホで使う分には、体感的にもドコモのLTEで接続している時とほぼ変わらない体感速度だとイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。
パソコンなどのデータ量の多いもの接続する場合は、スマホの体感速度よりも少し遅くなります。
スマホのLTEを、デザイリングでパソコンに接続してみると一番分かりやすです。
めちゃくちゃ速いということもありませんが、遅くもなくモバイル通信でネットするのは十分な速度は出るという評価にいたります。
WX01のルーターの評価ですが、概ね満足していますが不満点もあります。
■WX01のデメリット
1、スマホへの給電機能がない
NECの旧機種3800Rの時にはあったスマホを充電できる機能がなくなっています。
需要がなかったのかもしれませんが、いざというとき結構便利で使っていたので残念です。
2、WiMAXとWiMAX2+の手動切り替えができない
WX01は自動でWiMAXとWiMAX2+を切り替えるので、3日3GBの制限時や月7GBの制限を受けた時に切り替えができずWiMAXを有効活用することができません。
もしこの機能があれば、3日3GBの制限を受けてしまうユーザーの不満も少しは解消できたのではないと思っています。
WiMAX自体は2016年に帯域がWiMAX2+に完全移行してなくなってしまうのですが、せめてそれまでは手動切替に対応していてもよかったのではと思います。
■WX01のメリット
1、薄型デザインでシンプル
デザインは薄型でちょうどiPhone5sと同じくらいの薄さです。
液晶ディスプレイも操作感悪くなく使いやすいです。
2、受信感度もよく比較的安定した速度がでる
WX01は、4×4MIMO(端末に4本のアンテナが内蔵されている)と呼ばれる新技術が使われていて電波の受信感度もいいです。
前述したとおり下り20Mbps程度はでるので、不便なく使えています。
■WX02の旧機種で型落ちだけど十分使える現役WiMAXルーター
WX01は、1年前の機種ですが今でも十分現役で使えますし、特に大きな不便も感じていません。
WX02と比べると多少は機能に差がありますが、基本的な部分はほぼ同じです。
WX01の在庫はプロバイダ側もなくなりつつあるようなのでお早めに。
WiMAXプロバイダのキャンペーン比較はWiMAX超入門が分かりやすいのでいつも参考にしています。
GMOとくとくBB WiMAXには、もうWX01の在庫はないようですが、この記事執筆時点では、まだBIGLOBE(ビッグローブ)とUQ WiMAXには在庫が残っているようですね。