5月には積算ミスで入札中止!
川崎市上下水道局は8月2日、同市宮前区内の水道管の取り換え工事の一般競争入札で、予定価格の積算にミスがあり、入札を中止したと発表した。この工事は5月にも積算ミスがあり、入札が中止になっていた。
同局水道部設計課によると、同区平1丁目付近の老朽化した水道管工事の積算について、舗装用のアスファルト原料単価を100円安く見積もり、合計で正規価格より3万円安く積算したという。入札は7月29日に行われ、その後、入札参加者から「積算疑義申立書」が提出され、ミスが判明した。
5月には既存のガードレールを再利用するにもかかわらず、新規のガードレールの材料費(約3万円)を見込むミスが判明し入札を中止していた。今回はその再入札で、再び積算ミスがあったという。同課課長や係長ら4人を文書訓戒などの処分とした。
同課は「複数の技術職員の検算業務の徹底、チェック体制の強化を行い、入札中止案件を起こさないようにしたい」としている。
川崎市上下水道局は5月27日の入札中止は、川崎市宮前区平1丁目付近の老朽化した水道管工事の積算について、同所にある既存のガードレールを取り外し、工事終了後に再び利用するにもかかわらず、新規のガードレールの材料費(約3万円)を見込んで加えてしまったという。
入札は5月22日に行われ、その後、入札参加者から「積算疑義申立書」が提出され、ミスが判明した。
同局設計課は「検算業務の徹底、チェック体制の強化を行って再発防止に努めたい」としている。今回の工事については予定価格を見直した上で、再入札を行うという。