ミニッツレーサー基礎講座2014 ~第3回~ | Mini-Z & dNaNo News flash!!

ミニッツレーサー基礎講座2014 ~第3回~

ishikawa

こんにちは、石川です。

お待たせしました、
基礎講座 第3回ではいよいよボールベアリングを組み込みます。

用意するものは、MZW1 ボールベアリングセット。



一番最初に発売されたミニッツレーサー用のオプションパーツです。
まだお買い求めされていない方はこちらでどうぞ!!

まず最初に、車体からボディを取り外し、電池も取り外します。

そしたら、 前輪を指でスナップして回転させ、
どのくらいの時間、タイヤが回転し続けるか観察していみましょう。


そして、その時のタイヤの振れはどうでしょうか?
このときの状態を良く覚えておいてくださいね。

それでは作業開始!!

1. 4つのホイールのナットを緩めてタイヤを取り外します



セットに付属のホイールレンチを使いますが、
作業がはかどるミニッツツールもお勧めです!!

2. 取り外したホイールを無くさないように並べてみましょう



モーターケースには色々な種類がありますが、
ベアリングの組み込み方法はどれも同じです。


3. リヤ(後ろのの部分)から作業を進めます
  拡大してみましょう。



ホイールの中心に注目。
貫通している穴の大きさが違いますね・・・。

小さい左側が2mmの穴。
大きい右側が3mmの穴です。


左側のハブを取り外します。



次に、ギヤシャフトでつっついて、
プラメタルをモーターケースから取り外します。



デフギヤシャフトを右側へ引き抜きます。
この時に、モーターケースの右側のプラメタルも
シャフトをこじって(グラグラさせて)一緒に取り外します。



ここでベアリングをもう一度良く観察します。

小さい穴のベアリング、2mmが4つ。
大きい穴のベアリング、3mmが3つ。

2mmのベアリング4つはフロント(前側の)ホイールに使用します。

と言う事は、後ろ用は3mmのベアリングが3つですね・・・。
なんで3つなんでしょうね!?

まず、2個の3mmベアリングをモーターケースに組み込みます。



まずは左側。
3mmベアリングを奥まで押し込みます。


そして右側。
こちらも3mmベアリングを奥まで押し込みます。

そして、次はギヤシャフトをモーターケースに通して、
右側のリヤホイールのプラメタルを取り出し、
3mmベアリングに交換します。(表側だけ)


そして次は左側。



このプラメタルはベアリングに交換しません。

そんな訳で3mmベアリングは3個なんですね。

左側のホイールはギヤシャフトと固定されますので、
ホイールは単体では回転しません。
ですから、ここにベアリングを入れる必要は無いのです。



リヤハブを装着してから、
左側のホイールを装着して、ナットで確実に固定します。

その後で、その固定した左側のタイヤを手でしっかり押さえて、
右側のホイールを装着してナットで固定します。

これで元の形に戻りましたね。

そしたら、ここでおまじない(笑)


まず、左側のホイールを指で「エイッ!!」と押し込みます。
瞬間的に力を入れてください。



次に、反対側。
こちらも「エイッ!!」と押し込みます。

これはベアリングをモーターケースの奥まで押し込む作業です。
このおまじないをしなければ、
初めての方の80%以上はベアリングを組み込む前よりも、
回転が重くなっています・・・。

リヤタイヤの片側を指で回転させて、
軽く回るようであればOKです!!

4. 次にフロント(前側の)ホイールです。

ホイールの表側のプラメタルを2mmのベアリングに交換します。


次にホイールの裏側のプラメタルを2mmのベアリングに交換します。
もちろん、ホイールは左右共に行います。


そして、もとの様にナットを使って取り付けます。


ナットを締めこんでいき、
きつくなったら直ぐにストップします。
そしてそこから180度緩めます。



そしたら指でタイヤを弾いて、回転させます。

どうでしょうか?

最初の時よりも綺麗に、長い時間回転しませんか?
もし、ホイールの回転が直ぐに止まるようなら、
ナットの締め込みすぎです。
あと90度ナットを緩めてみましょう。

もし、ホイールが気持ち良く回転するようでしたら、
これがボールベアリングの効果です♪♪

ホイールが良く回るようになったらホイールのガタを調べます。


フロントタイヤを指でつまんで、矢印の方向へ交互に引っ張ります。
この時に僅かにガタがあればOKです。

このガタが多いと車が真っ直ぐに走りません。
しかし、ホイールナットを締め込みすぎると、
ホイールの回転が悪くなります。

ホイールの良く回転し、ガタが無くなるように調整しましょう!!

ベアリングの組み込みが完了したら、いよいよテスト走行です。



最初の時と同じように、
目印のラインに沿ってマシンをゆっくり走行させます。

ゆっくり加速させて直進性を確認します。
ある程度スピードにのったところでスロットルをオフにします。
マシンは惰性で進んでいきます。

どうですか?
何か感じることが出来ましたか?

きちんとベアリングを組み込むことが出来たあなたは、
スムースに加速し、
長い時間惰性で走行できるようになったマシンの違いに
驚いたことでしょう!!

このように、ミニッツレーサーはパーツを交換するごとに、
あなたにその違いを伝えます。

そして、その違いを理解し把握することが、
車のセッティング方法を学ぶことであり、
ホビーであり、楽しさなのです♪♪

次回は基本的な走行方法を学びます!!
第4回でお会いしましょう♪♪