「きょん、リアルタイムで観たの始めてだったけど、どうだった?」
「3話は、ラブモードに入るって脅かされてたけど、意外と大丈夫だったかな。」
「でも、大雅くんが2度目に告白するシーンは、眉間にシワ寄ってたよ。」
「え?ホント??」
「うん。ホラ、ここ。気をつけないと太い線になっちゃうよ。」
「え~!!じゃあ、4話を見る時は、清水アキラさんみたくセロテープ貼らなくちゃね。」
「大丈夫。俺が指で開いてあげる。」
「でもね。本に沢山囲まれている部屋で、役作りはトコトンやって、真面目でストイックなのは、潤くんと確かに似てる。
独り言も言う。
でも、あんなに頼りなさげじゃないし、ゴチャゴチャ言わない。
やっぱり、私の好きな人は…。」
「誰?この期に及んでまた『道明寺』だったりする?(笑)」
「違うよ。こ・の・ひ・と!」
私は、潤くんのおでこを人差し指で触る。
「だろ?あれは、楠大雅。俺が演じる役の名前。
本物とは、違うだろ。」
「うん。違う。私は、潤くんが好き。」
また甘えたくて、両腕を潤くんの首にまわす。
「きょん。言われなくても分かってるけど、もっと言って。」
潤くんは、3話を見る時も優しくて。
見る時は、ずっと肩を抱いていてくれた。
1回目告白するシーンも、「きょん、好きだ」って囁いてくれた。
ビックリして、潤くんを見ると、またそこにキラキラ笑顔があったんだ。
嫌味なライバルが後輩ファンだと知った時、ニヤニヤしてしまつのも、きっと見られたと思う。
そして2度目の告白。私が眉間に…と指摘されたあの時は、グッと肩を寄せてくれた。
だから、大丈夫。凄くラブラブなシーンは、依然として嵐ちゃんが歌う主題歌の映像だけだし。
「きょん。大丈夫だったら、それは、それで嬉しいよ。
でもさ、これからも一緒に見よ。」
「一緒に見てくれるの?」
「うん。だから、肩の力抜いて楽しんで。俺の芝居を。」
「ありがと。潤くん。」
「俺さ。何できょんが今回こうなったか考えてみたんだ。」
「うん。」
「『花男』はさ。きょんが俺にオチたドラマだろ。だから、大丈夫だったんだと思う。」
「うん。」
「『ごくせん』は、あんまり恋愛要素ないし、映画『TOKYO TOWER』は、あぁいうキャラの男、お前どっちかっていうと、ダメでしょ。」
「うん。あまり周りにいないタイプだからね。」
「で、『君ぺ』は、最後にやっと恋愛っぽい??って感じだし。
『バンビーノ』も、大して恋愛要素なし。
『スマイル』は、ヒューマンドラマだったし。
きょんにとって初めて、等身大に近い俺であり、子供じゃない大人な俺。
ましてラブロマンスだからなんじゃないかって。」
「うん…あたってるかも。ごめんね。
面倒臭いよね。今、凄く忙しいのに、プライベートでも気を遣わせて、最悪だよね。」
「いや。きょんが嫉妬してくれるの、なんか嬉しいよ。マジで。
今夜は、泊まってもいい?」
「うん。(照)」
潤くんに優しく抱きしめられた。
まだ弱虫から抜け出せない私。
もしかして、同じ思いの潤くん担当さんがいたら、きっとアナタ専用潤くんが、アナタを癒してくれるハズです。
『夏虹』を楽しんで見られる潤くん担当さん、私もいつか、皆さんのように成れるよう、目標にしたいと思います。
『夏虹』は、明るく爽やかなドラマです。
これからも、応援していきたいと思います。