日本からのお客様と共に、ミシュラン一つ星JasonシェフのCorner Houseに行ってきました(^^)

お客様はウィンザーホテル洞爺の装花を11年手掛けるなど、フラワーアーティストとして活躍する花千代さん! 
そして、ミシュラン一つ星béniの山中シェフ


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シンガポールらしいものを、という花千代さんのリクエストで、Jasonシェフにお任せのコース

まずはEgly-Ouriet で乾杯〜

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フィッシュクラッカーにトビコ、オイスターリーフに柚子、

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キュウリとイエローマスタードのスフィア。ゼリーの中からプチンと甘酢漬けのようなキュウリの味が広がって、シンガポールの漬物 ACAR(アチャー)を再解釈したような味わい。

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スモークした鰻にキャビア、レモンソースを合わせた海の香りの一皿。鰻のコクにキャビアのコク、それをレモンと紫蘇の花でさっぱりと仕上げます。

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そして、Gastro-Botanca のシグネチャーでもある色々なトマト。ほのかに効かせた干し梅パウダーのエキゾチックさなど、アジアだけれどフレンチ、のバランスが絶妙。

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もう一つのシグネチャー、セヴェンスオニオンは、こんな可愛いカードが。。後でJasonシェフがサインをしてくれます!

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玉ねぎの甘さだけで出来たオニオンスープ、温泉卵を忍ばせてコクのある味わいに。カリカリのチップスはキャラメリゼした香ばしさ。

玉ねぎのムースに更に玉ねぎコンソメ。

シンガポールの気候に合う、甘い、リッチな味わいを、野菜で表現した料理の数々。

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ガルグイユを再解釈した一品。赤ピーマンの日差しの味、ブラックガーリックの味。茹でたり生だったり、様々な調理法の40種の野菜たち。Jasonシェフらしい、野菜の甘みや香ばしさを生かした味。シンプルだからこそ、シェフの個性が出て面白いです。

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大好きなロブスターの一皿。焦がしたネギがアジアな感じ。極小のパスタと同じサイズのイカ、そしてアクセントに蕎麦の実。ボッタルガとネギを焦がした粉をかけて。

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NZ産の鱈の松笠焼きと、国宝の豚、マンガリッツァポーク、ジロール。すっきりした鱈の味わいに、柔らかなマンガリッツァのまるでベーコンのような濃厚な旨みが重なります。

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A5の鳥山和牛に醤油をほのかに効かせて焼き上げた一皿。キャラメリゼした玉ねぎで香ばしさを、黒大根でさっぱりと。

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デザートのエルダーフラワーは、その場でナイトロジェンで作るグラニテが抜群のインパクト!サービスの方がいとも簡単にナイトロジェンとエスプーマを扱って仕上げていくのを見て、「Ferran Adriaは本当に料理の世界を大きく変えた人」と話が弾みました。

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シンガポールのカヤトーストの再構築。ピーナッツバタークリームが間に挟まっているのも、そういえばそんなカヤトーストあった、と納得。
「シンガポール人シェフとして、自分の好きな味を出している」というJasonシェフ。シンガポール人としてのアイデンティティが生かされたフレンチです。

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デザートも、実はシンガポールらしさ満載。

ソルテッドエッグヨークのマカロン、ライチのチョコレート、そして、個人的には右上のジャックフルーツのアイス入りの餅がとってもツボでした(^^)左下はドリアン入りのチュロス。ドリアン好きな山中シェフと私は大喜びで頂きました。

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パリでフラワーアレンジを学んだというフラワーアーティストの花千代さんと、フランスで修業した山中シェフ、どちらも表現者であるお二人。フランスの文化に日本人のアイデンティティをどのように織り込んでいくか、日本人の技術の深め方について、また、料理の世界を大きく変えた、Alain Passard やMichel Bras、Ferran Adria についてなどなど。。やはり表現をしている人の話は面白い!

そして、こうした才能溢れる方々が出会って生まれる化学反応を、間近で見られるのがとても楽しいのです。また、これが新しい何かにつながっていきますようにドキドキ