1月9日、お家元のお初釜にお招きを受けました。
藪内流は剣仲紹智を初代とし、
今日まで十三代続く茶道家元です。
濃茶席・燕庵へは、まず、寄付待合・談古堂から
茶室「雲脚」へ進み、お菓子をいただきます。
雲脚は流祖剣仲が、千利休から贈られた茶室です。
干支の焼印の押された薯蕷饅頭の美味しさに、
緊張が和らぎました。
大きな庭火鉢が置かれた鍵型の腰掛待合でご亭主のお迎えを受け、
昨年末修復工事が完成し、茅葺き屋根も清々しい燕庵を拝し、
身が引き締まりました。燕庵は古田織部ゆかりの茶室です。
お心尽くしの湯桶が用意された蹲で、手と口を清め、席入りです。
ほの暗いお席に入ると緊張の中にも穏やかな心地になりました。
お床には、五代お家元竹心紹智様の一行「心廣體胖春」
《心廣(こころひろ)く、體(たい)胖(ゆた)かなる春》が掛けられ、
石菖鉢と大蛤の香合が飾られています。
紹由若宗匠のお点前で、至福のひとときを過ごしてまいりました。
昨秋京都新聞で、1級合格者としてご紹介をいただきました。
今年も京都検定受験講座「生きた京都学」を
2月5日(日)から開講いたします。
場所は「JEUGIAカルチャー京都」
(京都高島屋西隣・TEL:075-254-2883)です。
この講座は京都商工会議所京都検定支援講座の
認定をいただいております。
京都検定1級合格者
奈良検定ソムリエ
長尾美保子