片耳生活

数年前のお正月、朝起きたら右耳が聞こえなくなっていました。

TVの健康番組で得た知識があったので…驚いたけど正直「病気になったのが夫や他の家族じゃなくて良かった」と思ったくらいで、退院後の生活はそんなに変わらず今日に至っています。

耳の話をすると「うちの主人もそうだよ」とか「妹もだよ」と言われる事も多く、世の中には意外といらっしゃるのかも?

ちなみに日本では片耳失聴だと障碍者手帳はもらえません。

自分がそうなるまで「片方だけ耳が聴こえない人がいる」なんて意識した事もありませんでしたが、このページで何かお伝え出来れば幸いです。



◆めまいと耳鳴り

私の耳鳴りは可愛いチャイム音でセミの声みたいなのですが、不快でもなく昼間はあまり気になりません。 鈍感なのかな? めまいはたま~に。


◆困る事

片耳だと音の方角が判断しにくく右側から小声で話しかけられると聞こえないし、大空間や屋外だと音の跳ね返りがないので少し聞き取れない時もあります。


◆失敗した事

ガス台が右側なのでパチパチと焼ける音が察知出来なくて、何度か料理を焦がしました。


◆悩ましい事

左耳が下になっているとアラームが聞こえない、電話中に話しかけられても分からない、耳かきをしても無音なので物足りないなどなど。


◆恥ずかしかった事

コンビニのレジで隣の人が話しかけられたのに返事をしてしまうとか、向かい合って6台ある会社のエレベータの到着音に反応できず1人でクルクル回ってしまうなど。


◆申し訳ない事

せっかく話しかけてくれた人を無視しちゃったりする時汗


◆ショックだった事

退院早々、夫に「手話の勉強をしよう」と言われた時にとても悲しい気持ちになりました。 

「左耳は聞こえているのに…どうしてそんなの覚えなくちゃいけないの?」

良かれと思った優しさからの言葉でも病人にはNGワードもあるようです。


◆良かった事

素直に人にお願いしたり頼れるようになり、感謝の心が増えた所。

ザワザワした場所だとそれなりに頑張らなくちゃなので、本当に行きたい場所や会いたい人とだけ出掛けるようになりました。

聞こえる耳を下にするだけで静かに寝られますよ(笑)


◆安心した事

お医者様に確認したら運転もお酒もOKでした。


◆会社に感謝

電話に気付けず 「kyohmaruさん電話がなっていますよ」と隣の部の人に何度か指摘されたお陰で、秘書の子が使う着信がランプでわかる電話機に交換してもらえました。

今はスムーズに代理応答中♪


◆みんなにありがとう

これまで通り接してくれれば、本当に嬉しいです。



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