リボ(ー)ル・ペシェク | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 Libor Pešek (1933-2022)。 この人は、昨年亡くなったので、書くことにしました。

 チェコのプラハ生まれで、プラハ音楽芸術アカデミーで、ピアノ、トロンボーン、チェロを学ぶかたわら、スメターチェク、アンチェルに指揮を師事。 1958年から1964年まで、ブルゼニやプラハの歌劇場に勤務し、みずから室内管弦楽団を結成、音楽監督に就任。 

 その後、スロヴァキア・フィル首席指揮者(1980~81)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(1982~1990)、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務める(ただし、チェコ・フィルは、常任指揮者の上に首席指揮者がいたみたいです)。 同時代に、ヴァーツラフ・ノイマンがいて、どちらかと言うと日かげの身だったんですが、ロイヤル・リヴァプール・フィル時代の録音を通じて、評価されています。 フランツ・シュミットの交響曲や、スクリャービンのピアノ協奏曲など、レアな作品を録音したことでも、知られています。 ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー管弦楽団とチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を振り分けたドヴォルザークの交響曲全集が代表的録音だと思いますが、デジタル初期のため、他にもっと録音のいい物があるので、格安で売られているのも、あまり評価されない理由でしょうか? それでも、この全集を、あらためて聴いてみると、実にていねいで、豊かな響きと、ここぞという時の思い切った表現が、すばらしいです。 まぎれもなく、チェコの指揮者の系譜の中にある人でしょう。

 

では、またまた「新世界より」です。 ぜひ聴きくらべてください^^b

 

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