モーリス・エマニュエル(1862-1938)。知られざる、フランス近代の作曲家です。この人、ちゃんとパリ音楽院に入学して、あのドビュッシーと同窓生で、友人だったのに、ほとんど知られていない。理由は、いろんな民謡、オリエントの音楽、異国の旋法に興味を持ち、あまりにも、旋法的な(つまり、西洋音階からかけはなれた)曲を作ったので、師匠のドリーブが、ローマ大賞への参加そのものを差し止めたからでした。 そのため、学問の道を歩み、古代ギリシャの音楽に関する論文を書いたりした後、パリ音楽院の作曲科教授になりました。 門下生にあの、オリヴィエ・メシアンがいたそうです^^ 交響曲や弦楽四重奏曲も作曲しましたが、一番興味深いのが、ピアノのための6つのソナチネ。 それぞれ、個性的で、①はブルゴーニュの民俗音楽、②は、鳥の声(メシアンの先駆です^^)、③もフィナーレはブルゴーニュ民謡、④はなんと、インドの様々な旋法によっています。⑤はフランス風にというタイトルが付き、⑥はノンタイトルで、やはり抽象的で、旋法的。 すべて7~10分程度の小品ですが、不思議な魅力があり飽きません^^ ドビュッシーも参考にしたんじゃないかな?と思える曲もチラホラw ピアノ好き、フランス近代フリークには、イチオシですね^^b
このCDのではないですが、イボンヌ・ルフェビュールのが、ありました^^b
これも、このCD収録ですが、別の演奏ww
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