就学問題について、たくさんの応援、ご意見ありがとうございます。
私達は養護学校の現状を調べて、今回の活動に臨んでいます。
以前のブログにも書いていますが、養護学校も普通学級も望んだ方向ににスムーズに進めるような環境でなければなりません。
ここは、改正障害者基本法でも国が方向性を示している通りです。
目先のことを言えば、
養護学校では、
○医療的ケア(気管からの痰の吸引、胃ろうからの注入)は積極的にしていない。
親の付き添いを求める
○医療的ケアをしていただけないと通学バスにも乗れない
○通学時間が非常にかかる
○その子の存在が地域の方たちに知られにくい
○担任1人に対して子供2人の体制で、教科学習が少なくなり生活学習や作業学習が割合として多くなります。
国語や算数の時間は普通学級の時間より少なく、理科や社会の授業はあまりないのが現状のよう。
○大人の目が多く、子供同志の環境が少ない
という現状があります。
これは養護学校の特徴で、良しとする方もいるでしょう。批判ではなく私たち家族は違う道を選択しただけのことです。
このような環境を根本から変えていくには、みんなが地域の保育園、幼稚園に小学校へ行き、そこで要望していくことが大事だと感じています。
実際、障害を持っていても地域の学校就学を望む方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、分離教育で育った学校現場の方は養護学校を勧め、名古屋では入学を断るケースが多いようです。
(つい最近も教頭先生に断られたというケースを聞いたばかりです。)
私たちは、生活していくこと、就園について断られることばかりでしたが、根気強く声を上げていった結果、たまたま京ちゃんが名古屋で初めてとなっただけで、涙を呑んであきらめた方がたくさんいらっしゃることも知ってください。
今後、就学問題に臨む他の方たちのためにも、声を上げて伝えていきたいのです。
私たちの考えは
地域交流ではなく、最初から同じクラスでの生活によって仲間意識を大事にし、ただ知っているのではなく、お互いが分かりあうには「同じ空間、生活」
が障害児にもそうでない子供にも必要だと思っています。
交流はいつも一緒に生活していることとは違うため本当の意味での関係はできにくいという実態はあります。
京ちゃんの就学を考えた当初は、上記に示したことだけでしたが、普通学級、合理的配慮で看護師の配置を希望したのは、障害児・者全体を思ったこと、もっと先の社会のことを考えだしたからです。
障害児とそうでない子供の社会を考える③ につづく・・・