京ちゃんが堀田小学校へ行きたい、友達をつくりたいと「目をキョロキョロ」、「指をパタパタ」でYesの合図を

送ってくれるようになってから1年近く。


私たちが活動していく中で、共感してくださる方がメディアの方を紹介してくださり、目まぐるしく時が流れ、いろんな方に京ちゃんの実際の生活や家族の思いを知っていただくきっかけとなりました。


たくさんの応援、ご意見をいただきありがとうございました。


○平成23年8月5日公布・施行された 改正障害者基本法には

◎「地域社会の共生」・・・・障害者もあらゆる活動に参加する機会が確保される
どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられない

→【普通学級、地域の小学校へ就学】



◎「差別の禁止」・・・・何人も、障害者に対して障害を理由として差別することの禁止
社会的障壁の除去はその実施について必要かつ合理的配慮がなされなければならない

→【医療的ケアが必要のため、看護師の配置】



◎「教育」・・・・障害者である児童および生徒が障害者でない児童及び生徒と共に教育を受けられるよう配慮
しつつ、教育の内容及び方法の改善及び充実を図る等必要な施策を講じなければならない

→【学習方法の工夫、配慮】



一部略、抜粋

以上のような内容が法律で示された今、障がいのある子が普通学級を希望した時に、それを阻む壁は無いように思います。


改正障害者基本法は、障害者本人、その家族の長年の思いが反映されているものです。これが「絵に描いた餅」
にならぬよう、時代と逆行しないよう

「ブレない心、断固たる決意」で私たちは学習会に臨みました。

法改正からあるように普通学級入学を望むことは、養護学校への差別ではありません。ご理解ください。

私たちが主張しているのは、みんな地域の学校へ行くことが重要だということです。発達障害があっても知的障害があっても、肢体不自由があっても、合理的配慮(特別配慮ではない)で地域に根差した生き方をみんなができるように就学のシステムを変えるべきだといっているのです。


私も、京ちゃんと出会うことがなければその問題点に気付かなかったと思います。
養護学校へ通っている方、一般の方に理解しがたいのは当然だと思っています。
しかし、根気よく地道に理解を求めていきます。

障害者基本法が改正されたからではなく、私達大人が障害児・者や他のみんなが共生できる社会へむけて意識を変え少しでも努力することが大事ではないでしょうか?

法律は意識を変えるきっかけにしかならないと思います。

意識を変えるのは私達、親、大人、ひとりひとりだと思います。

そして、こどもたちは障害児と過ごせる環境で、自然と感性を養い、将来、障害を持っている人そうでにない人
みんなの住みよい社会をつくってくれると思います。



障害児とそうでない子供の社会を考える②につづく・・・・