たまたま上がってきたので見ていたのですが。
2年前の動画で、それまでに観てきた中で衝撃的だったブロードウェイミュージカルベスト3を紹介しているものです。
2位に『カムフロムアウェイ』をあげているのですが、10:05あたりから、ガンダーに着陸して何が起きたのか知らされぬまま飛行機に何時間も閉じ込められていたカムフロムアウェイズが、やっと飛行機を降りて宿泊先の小学校に辿り着き、そこでテレビを見て実際に起こっていることを知るシーンについてあげています。
いくつか前の記事で私は、そのシーンに関してそりゃもう内容を台無しにするようなアホなことを書いているのですが。
アホな感想とは別に、初見の時からあのシーン、カムフロムアウェイズが事実を知った瞬間のショックを思うと……
というよりも、あのシーンでは観ている私も彼らと一緒に「再び」ショックを受けてしまったんですよね。
怖いのか悲しいのか訳が分からないのか?自分の感情はよく分からなかったのですが、あのシーンはとても静かなのに物凄く衝撃的なものを感じました。
YouTubeの動画の彼女が言っているように、様々なシーンで舞台上の出来事と観客である自分の経験・記憶・感情がリンクして完成する作品なので、派手ではないのですが受けるものが大きい作品だなと思います。
初日から、あのシーンで私の頭の中で真っ先に再生されたのは、あの日の夜(日本は夜でしたね)、家の居間で母親と2機目がビルに突っ込むところを目の当たりにした、その瞬間のテレビの映像でした。
そして、先にも書いたようにいまだに自分の感情がよく分からないのですが、とにかく最初からたーっと涙がでたのです。
ホントに自分が、怖いのか悲しいのかなんなのか分からないのですが、あの当時のショックを、これは今一体何が起きてるんだ?という困惑をリアルに再び感じたのだと思います。
他にも自分の経験や、想像も含め、もちろん人によるでしょうが大なり小なり色々と結びつく部分がある内容だと思うので、やっぱり皆何かしら受け取るものがある素晴らしい作品だったなぁと思います。
動画を見ていたら、作品のことを思い出してしまいました。ツアー公演、いいなぁ、4月中もどこか観に行きたかったなぁ。
でも来月、何もなければもう一回観に行ける予定なので、それを楽しみにしたいと思います!!