板垣栄憲さんの記事より

http://blog.kuruten.jp/itagakieiken/205490  2012年5月1日




健康管理士 小太郎のつれづれ



東北大学医学部付属病院が、福島第一原発について「極秘情報」が

外部に漏れないように緘口令を敷いているのだが惨状に耐えられない

医師や看護士から情報が漏れている



それは、福島第一原発の大事故現場に送り込まれた作業員(3000人)

のうち、すでに800人が放射能により死亡しているのに、

東北大学医学部付属病院が緘口令を敷いて、外部に漏れないように

しているということだ。



患者達は、一旦、東北大学医学部付属病院で診察を受けた後、

新潟県内にある分院に移送されて、静かに死期を迎えるまで過ごす。



放射線治療を受けても、手の施しようがないからである




又次の情報も皆さんに見て頂きます




福島第一原発に作業員として潜入し、働きながら隠しカメラなどで取材を行ってい



た、ジャーナリストの鈴木智彦氏が、著書「ヤクザと原発 福島第一潜入記」の



発表に併せ、外国特派員協会で会見を開いた



健康管理士 小太郎のつれづれ


冷温停止宣言の裏に潜む「ずさん工事」の現状


オールジャパンなんてウソ



鈴木:まず言っておきたいのは、今回の原発事故収束に対し、政府はオールジャパンで取り組むと言っていますが、現実は違います。


福島第一原発には日立・東芝が入っているのですが、日立がやっている事は東芝に知らされない、東芝のやることは日立に知らされない。独自でそれぞれ対策をやっている。協力してやれば、もっと進むのに 原子力発電の是非はともかく、福島第一原発の現状は、はっきり言ってアウトの状態です。アメリカ軍が当初避難区域を80キロに設定しましたが、それが正しかったと思っています。数値を実測すると福島の中通りあたりは線量も高く、汚染もひどく、完全に管理区域です。一般人の立ち入りを禁止すべき場所です。にも関わらず、日本の基準はいわき市、福島市、郡山市の大都市を避難させないという前提の下で20キロに引かれたものであろうと思います。僕の取材した、全ての原子力関係の技術者は、「本来は住んではいけない場所に住んでいる」「原発の中で生活しているのと同じ」と言っています。

付け焼刃のずさん工事


最新情報ですが、政府は冷温停止を急ぐために現場ではずさんな工事をやっている。例えば、汚染水の配管の多くはプラスチックで、とりあえずつながれている所が多い。寿命も短い、凍結の恐れもある。今、その付け焼刃の工事の尻拭いを一生懸命やっている。

原子炉が福島第一原発には6基あって、建屋が4つありますが、全てにおいて、正確なデータが取れておりません。今回IHIがようやく、2号機の確認に入るらしいですが、それでも原子炉内のペレットがどうなってるかわからないでしょう。とりあえず道路を直して、水で冷やしているのが実態。今後のメンテを考えると、とても不安。

Fukushima50と言って世界的に有名になった作業員、職員達がいます。水素爆発後も残って収束作業に当たった彼らの勇気は賞賛されるべきだが、とあるメーカーの研究者に現段階でも福島第一原発で働くことは「死んでくれ」と同じことと言われました。それくらい危機的状況は変わっていない。海外メディアの皆さんは日本政府や東電に不信感をもっていると思います。ですが、東電の情報が全てウソということでもありません。東電は質問者の知識に合わせて答えるだけなので、ジャーナリストの皆さんは原子力の事を勉強し、理論武装して、東電から情報を引き出してください


被曝量偽装の現実


極論ですが、日本の原子力産業はすべてが不正の上に成り立っているんです。それは、作業員に被曝を強いることで成り立っているという事。もちろん公的には被曝していないことになっていますが、例えば、危険地域に入るには、線量計を胸に着けます

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それには裏表があって、ポケットの中でひっくり返すだけで作業時間が10分延びるわけです。作業場の上部のほうが高い場合は靴下の中に入れる。そうするともう30分作業が出来る。逆に、原子炉の上で作業の場合は下が線量が高いので、肩の上に着けます。

これは、特別東電から命令をされているわけではないが、東電から与えられた人数、予算、作業内容をクリアするためには、そうせざるを得ない状況にある。これを自主的に作業員にやらせておいて、問題になると、作業員が勝手にやったと言う。






死んでもいい人間を集めろ

鈴木:事故直後、東電は各社に死んでもいい人間を集めてくれと指示しました。その時、原発内に入るのに放射能管理手帳は必要なかった。健康診断などもなかった。実際、そういうパニック状態だったことは間違いないが。

ところが東電は、当時の名簿、健康診断結果を出せと、先月あたり下請けに言ってきた。もう辞めた人もいるし、あの状況下で誰が入ったかも正確にわからないし、3月4月に働くための健康診断を今出しても意味がない。

結果どうなるかというと、下請け企業は、「そんなことは出来ない」と東電に言えず、作業員に偽造の健康診断書、もしくはそれに近いものを「自主的に」出させる。それがマスコミにバレれば「私たちは指示はしていない」と言って、クビを切る。こういうことが原発のほぼ全てのエリアにおいて、日常的に行われている。

かといって絶望的かというと、そうでもないこともあって、実は、日立、東芝は事故収束のアイディアを沢山持っている。それを政府、東電は「危機は脱した」という認識につけこんで、収束予算を削減している。どんなアイディアを持っていっても、「予算がない」の一点張りで却下している状況。

そういう中に、暴力団、ヤクザが労働者として入り込んでいる。ヤクザは事故以前から、原発の共同体の中に入っている。東電に聞けば知らないと言うだろう。問題になれば下請けのせいにして、トカゲの尻尾切りで終わらせる。

最後に、福島第一原発事故の収束は全くしておりません。これからが本番だという事を言っておきます。

これから、この腕時計形のピンホールカメラで隠れて撮影してきた、写真を公開します


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シェルターの中の放射線量



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正門抜けて左側のビル。作業所の裏にホワイトボードがあって、そこで隠れてタバコを吸っていた。全面マスクを外して。



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作業服のゴミの山。Jビレッジのサッカー場に放置されている


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スクリーニングです。本当はやってる「フリ」。



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アレバとキュリオンと合同の汚染水の処理制御室



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放水で原子炉を冷却していた通称「マンモス・きりん・ぞうさん」と言われる放水機



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汚染水入りのタンクを埋めて、鉄板で蓋をしている。この汚染水はものすごい高濃度ということ

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3号機、4号機。燃料プールの中に何があるのか疑問に思っているそうだ。