NEOGEO(ネオジオ)と「ビッグトーナメントゴルフ(アケアカNEOGEO)」 | 行雲流水的くっぞこ

NEOGEO(ネオジオ)と「ビッグトーナメントゴルフ(アケアカNEOGEO)」

 3月に発売された任天堂の新ゲーム機・スイッチですが、 まだ過去のゲームが遊べる「バーチャルコンソール」が発売されていません。

 その代わり昔のNEOGEO(ネオジオ)のゲームが「アケアカNEOGEOシリーズ」として毎週のように配信されています。

 その中の「ビッグトーナメントゴルフ」というゴルフゲームを手に入れました。ゴルフゲーム好きなんですよね~

 でも、かつて数万円していたNEOGEO(ネオジオ)のゲームソフトが800円少々で手に入るのは、よく考えるとすごい事です。


  さて…NEOGEO(ネオジオ)というゲーム機はご存知でしょうか?(坂本教授のアルバムじゃないですよ 笑)

 NEOGEO(ネオジオ)は、ゲーム会社・SNKが1990年に発売したゲーム機。

 一番の特徴は、ゲームセンターに置いてあるゲーム(アーケードゲーム)と全く同じものが、家庭用ゲーム機として発売されて、家のテレビで遊べた事。もちろんゲームセンターでお金を入れて遊ぶ普通のアーケードゲームですよ。


 当時はゲームセンターと家庭用ゲーム機では、コンピュータの性能が全く違って、家庭用ゲーム機の性能が低かったんです。

 だからゲームセンターのゲームが家庭用ゲーム機で発売される場合、キャラクターを小さくしたり、色んな部分をカットしたりして、色々アレンジされていました。どれだけ再現されているのか?というのが評価の基準だったんですよね。

 それに対してネオジオは、ゲームセンターと全く同じゲームが家で遊べるわけですから、いわゆる「夢のマシン」だったワケです(笑)


 ソフトのデータ量も家庭用ゲームと比較にならないくらい大きくて、キャッチフレーズが「100メガショック」でした!

 家庭用ゲームのソフトの容量が8メガビットとか16メガビットという頃に、100メガビットでしたからね。私が持ってる↓の「サムライスピリッツ」は118メガビット。

 ただ、それだけに値段が高かったんです!

 当時、スーパーファミコンやメガドライブ、PCエンジン等、他のゲーム機本体が2万5千円前後だった時に、ネオジオ本体は5万8千円!

 ゲームソフトも高くて、他のゲーム機だと1万円弱でしたが、ネオジオのソフトは2-4万円と笑ってしまうくらい破格でした!(笑)


 当時、中古でしたけど、弟とお金を出し合って買いましたね~

 中古でも本体は3万5千円くらい、一緒に買ったゲームソフトは対戦格闘ゲームの「サムライスピリッツ」でしたが、中古で1万8千円くらいだったかな…?

 値段が値段ですし、結局ネオジオのゲームソフトはそんなに多くは買えませんでしたけどね~


 ネオジオのゲームソフトはカセット自体も大きかった!

 ↓スーパーファミコンのソフトと比較してみました。上の黒いカセットがネオジオ(サムライスピリッツ)、下がスーパーファミコン(スーパーボンバーマン)。2倍以上ありますよね~

 更にネオジオのカセットの上に3DSのソフトも載せてみました!(比較にならない 笑)


 …という事で、スイッチのダウンロード専用ソフトの「アケアカNEOGEO ビッグトーナメントゴルフ」。初めて遊びましたけど、面白いです!

 1996年発売のネオジオのゲームという事で20年前なんですね~最近よくある3Dタイプのゴルフゲームじゃなくて、上から見下ろしの2Dタイプ。

 能力が違う5人からプレイヤーを選び、4つのゴルフコースが遊べます。遊べるモードは18ホール回って遊ぶトーナメントプレイのみのシンプルさ。トーナメントの最終日と言う設定て、他のコンピュータのプレイヤーと優勝を争います。

 さすがネオジオ!というかグラフィックがきれいですね。ゴルフコースやグリーンの起伏はグラフィックで描かれています。

 グリーンの起伏は、昔の見下ろしタイプの2Dゴルフゲームでは、その当時はコンピュータの性能が低かったため、グラフィックに使えた色数が少なく矢印で描かれることが多かったですからね~

 操作法は、「任天堂方式」の操作法のアレンジ。一昨年お亡くなりになられた任天堂の岩田社長が作られた、いわゆる「任天堂ゴルフ」「岩田ゴルフ」と呼ばれている方式。

 ただ球を打つ最後の部分(ボタンを押すタイミングでフック・スライスを打ち分ける部分)が、ボールの弾道の高低の打ち分けになっていて、「ナムコクラシック」みたいだな~と思いました。それだけに、ボールは真っ直ぐ飛び、コントロールしやすいです。任天堂ゴルフだと曲がりやすいですからね(笑)

 「ナムコ」のゴルフゲームっぽいな~と思った点は他にもありまして、グリーン周辺からのノンズロ(チップイン)が入りやすいんです。

 ただ、ゲームセンターのアーケードゲームということで、家庭用のゴルフゲームとは異なる部分もいくつかあります。

 ゲームセンターのアーケードゲームは、遊ぶ時間はなるべく短く、でも面白くて何回も遊んでもらえるゲーム、つまり多くのお金を入れてもらえるゲームが一番ですから(笑)


 一番大きな違いはショット時間に制限時間がある事!

 一定時間経つと、ブザーが鳴り、その後空振り(一打罰)になります。ゴルフゲームは考える事が多いので、つい時間が経ってしまうんですよね(笑) 結構焦りますよ(汗)


 そして、ゲーム中にコースやグリーンの情報を確認できないところ。

 ホールの最初にその情報は一定時間表示されますが、それ以外は見れないんですよね。これも時間短縮のためなんでしょうけど、確認したいですよね~


 もう一つ。これも時間短縮の一策なのかもしれませんが、グリーン上でパットを打つとき、ピンまでの大体の距離(打つ強さ)がパワーゲージ上に表示される事。

 グリーンの上り下りや芝目などありますので、その通りの強さで打っても入るとは限らないですけどね。おおよその距離は合わせられるので入れやすくなってます。


 それらを差し引いても面白いゴルフゲームですね~