梶尾慎治「泣き婆伝説」 | 行雲流水的くっぞこ

梶尾慎治「泣き婆伝説」

 あぁ、ほぼ1週間更新してなかったですね(笑)。


 今、私の住んでいる地域で、選挙戦が行われています。市会議員の選挙なんですが、明日が投票日で、先週の日曜から、ワーワー・ギャーギャー、選挙カーがオランデ(方言:”叫んで”の意味)回ってます。

 特に今日は、選挙運動の最終日だったので、すごかったですね(笑)。選挙カーに乗ってる、ウグイスさんも絶叫してました。


「あと、3時間、あと3時間、がんばります。」

      (ハイハイ、がんばってねぇ 笑)

「候補者みずから、わざわざ歩いて回っております」

      (”わざわざ”は、いい間違いだと思うけど 笑)

「ガンバレー! ○○(候補者の名前)ー!」

      (エッ? ある意味新鮮でした 笑)


 あんまりうるさいので、私が車に乗ってるときに、対向車線に来た選挙カーに向かって、乗ってる車の窓から手を出して、振ってみました(笑)。「ありがとうございます。がんばります。」というウグイスさんの返事が返ってきましたけど(笑)。



 選挙と言えば、SF小説ですが、梶尾慎治さんの「泣き婆伝説」が思い浮かびます。梶尾さんは、「OKAGE」「黄泉返り」が映画化されてヒットしました。彼の短編(中篇?)小説です。


 主人公は、梶尾さん本人。梶尾さんは、熊本で、石油会社の社長をされてるんですが、そのままの設定で。

 実際の体験がモデルとなってるそうなんですけど、梶尾さんが、熊本の地方選挙の手伝いをやる事になったんですね。新人候補者の手伝いなんですが、社長だから、ということで、彼の後援会会長になってしまうんです。

 初めは乗り気じゃなかったのが、だんだん面白くなってくるんですね。そこで、”泣き婆”という噂が耳に入ってきます。”泣き婆”というのは、立会い演説をしていると、どこからともなく、ワンワン泣いているお婆さんが現れます。すると、その候補者は必ず落選する、という伝説です。その伝説を逆手にとって、選挙戦を戦っていく。

…という話です。


 早く終わらないかなぁ(笑)。