バットマンビギンズ | 映画熱

バットマンビギンズ

ついにクリスチャン・ベールがベールを脱いだ!


彼は「マシニスト」という不眠症映画で、ガリガリに痩せこけた役をやっていたのでちょっと心配だったのですが、なんとか大丈夫だったようです。


なにかと話題だったケン・ワタナベは、冒頭のチョイ役で終了。チャンチャン。後はひたすらスター・ウォーズの“開眼人”ことリーアム・ニーソンが悪役を担当しました。エピソード3に出演できなかったフラストレーションを、一気に爆発させるような暴れっぷり! とっても楽しそうでした。


さて、映画ですが、「エクソシスト・ビギニング」くらいの仕上がりと申し上げておきましょう。最初の話だけに、派手さが足りないのは致し方ありません。でも、ファンの期待を裏切らないクオリティはしっかり持っていると思う。もともとダークなヒーローだから、これくらいでちょうどいいのかも。


賛否両論だったバット・モービルですが、俺的にはわりとカッコいいなと思いました。1作目のシャープなデザインもスピード感があっていいけど、これはこれで重量感があってなかなかのもの。創成期だし、軍用に開発されたことを考えれば、納得の一品。


バットマン俳優もいろんな人が演じたけど、俺の評価のポイントは、口元のライン。ここだけマスクから露出するから、口元のカッコいい人ほどハマるという理屈になります。どうですか、クリスチャンはなかなかではないでしょうか。やっぱりマイケル・キートンが一番いいと思うけど、2番目くらいでもいいかなって思っちゃいます。ちなみにジョージ・クルーニーが一番インチキくさかった。


マイケル・ケインは素晴らしかった。はまり役です。モーガン・フリーマンと二人のおやっさんぶりが楽しかったです。 (映画秘宝では、白いおやっさんと黒いおやっさん。ナイス表現!)  シリーズ化するなら、白いおやっさんは絶対はずさんで下さい。


後はまあ、ヒロインがもっときれいだったらよかったな。