南紀周遊の旅(最終回) | 趣味の写真

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2002年からデジカメで平凡な写真を撮り、2005年からブログアップして居ます。

1999d137s 4月15日早朝、日の出前に起床、お天気の様子だったのでホテル本館から山頂の山上館迄スペース・ウォーカー(=エスカレータ)を使って登った。何とこの時間が約8分もかかり規模の大きい温泉ホテルと改めて驚かされた。この写真は半島の山頂から見た夜明け前の町並みです。山上館には何種類かの温泉が有るが、日の出の写真を撮りたくて入らず、山頂の見晴らしの良い所で日の出を待った。


1999d142s 1999d145s 太平洋上刻々と東の空が明るくなり、オレンジ色の太陽が顔を出して来た。手前には何も無く、構図的には少し残念だが太陽の美しさは記録できた。幸いお天気だったので日の出も拝めて感謝一杯だった。朝食も済ませ8:00にホテルの人達に見送られ船にて出発 、8:20観光バスは本宮町へ向かって発車した。


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本宮町の北の端、国道に面して一の鳥居が有り、此処が熊野三山の一つである「熊野本宮大社」です。そこから杉木立と熊野大権現染められた幟(のぼり)に囲まれた石段を登った。途中多くの修行僧に出会い、古式豊かな世界に来ているものと実感した。社殿は左の入母屋造に4神、中央の熊野権現造に主神の家津美御子大神 、右の熊野権現造の社殿には天照皇大神がまつられている。社殿を見ても歴史的に尊い謂れが有るものと察せられた。当日は特別なお祭(行事)が有った様で境内は多くの方で混雑していた。

1999d165s 熊野本宮大社の参拝を終わらせ、いよいよ今回周遊最後の行程で有る「高野山」に来た。南紀周遊と言えども、ここ高野山は和歌山県北東部(奈良県境)の標高900m程の山中に有って、街全体が大宗教都市を形成している聖域な所です。弘法大師(空海)が真言密教の道場を開き、835年に入定した聖地が高野山で、金剛峰寺を中心に110以上の寺が軒を連ねて居る。
そして奥の院から其の参道に並ぶ歴史上の人物の墓碑が無数に有って、誰もが手を合わせて拝む雰囲気になったと思う。


1999d172s この写真は高野山代表の「金剛峰寺」(こんごうぶじ)です。高野山真言宗の座主の住寺で、全国の約4000以上有る寺の中心になっている。1593年に豊臣秀吉が母の菩提のために建立、その後1863年再建された大主殿の他、別殿、新別殿、奥殿、新書院、茶室等が立ち並んでいる。私の住んでいる近くに川崎大師が有り、毎年初詣に行って有る程度の事は知っていたが、今回この高野山に来て弘法大師が途轍もない偉大な僧侶と知り、心打たれたと言うか、洗われたと言うか、今までの自分とは違った心構えにさせられた。全ての行程を無事終わり、関西空港には19:00到着、綺麗な夜景を見ながら22:00過ぎ羽田空港に着いた。
以上要所の説明はガイドブック等を参照して書きましたが、途切れ気味の纏まりの無い旅紀行文になりました。お読み頂いた方々に心からお礼申し上げます。また何時か何処かの旅紀行を投稿いたします。


カメラ:Nikon F-601D