南紀周遊の旅(その2) | 趣味の写真

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2002年からデジカメで平凡な写真を撮り、2005年からブログアップして居ます。

1999d40s 4月14日早朝ホテルから見た日の出が眩しい。今日は良い天気で写真の期待が膨らんで来た。7:00頃から朝食を摂り、8:00には観光バスがホテルを出発した。


1999d45s 右の写真は車窓から見える「円月島」と言われて居る奇岩だが、正式には「高島」と言い、白浜のシンボルとなって居る。真ん中に円月形の穴が明いた東西10m・南北65m・高さ29mの小島で、永い年月の風雨の侵食で出来た自然の芸術品だ。


1999d52s 1999d74s



日置川・夫婦岩を見ながら串本を通り過ぎ、潮岬の半島に差し掛かった。この写真は半島の小高い所から見える「橋杭岩」と言われている奇岩の群列、これも波風に依って削られこんな奇妙な形の岩になって居るが、きっと最初はその先にある大島と繋がって居たと考えられる。ワイドの写真は潮岬で休憩を兼ねた見学の後に、橋杭岩の近くで撮った7枚の写真をPCレタッチ合成写真にした物で、夫々の岩に表情が有ったので、カメラでは記録出来ない広範囲な風景を人為的に纏めてみた。


1999d60s 本州最南端のは串本から南へ突き出した陸繋島(砂で繋がった島)で60m程の高台になって居る。この高台に有る展望台から見る太平洋と白い灯台が誠に絵になる光景だった。 行き交う船舶も高台からの見守りで安心して航行して居る様に思え、子供を見守る母親の役目をして居るものと感じた。


1999d87s いよいよ南紀トップの観光名所の那智山へ来た。杉並木の中にある石段を下って行くと、周囲の空気がひんやりして来て、霊地に踏み入った感じが深まった。そこには日本で一番高い滝「那智の滝」(133m)が忽然と雄姿を現した。この滝はご神体と言われるだけ有って滝の頭にはしめ飾りが有り、荘厳さと品位が感じられた。滝壺の近くまで近寄り、水しぶきを受けながらの興奮した状態でシャッターを切った。


1999d96s 那智の滝を思う存分見た後は社殿の参拝をした。この写真は「熊野那智大社」で、妙法山 (標高:500m)の北に位置し、本宮・新宮と共に熊野三山と呼ばれて居る古社である。両側にお土産店が並ぶ石段を登って行くと朱塗りの大きな鳥居が目に付く。もう一息登ると白い玉砂利を敷いた大社の境内に入る。境内右奥には朱塗りの拝殿が建ち、その奥に朱塗りの熊野権現造の社殿が5棟並び、拝殿の左横に流造(ながれずくり)の八社殿が建っている。合わせて13神を祭って居る所から【熊野十三権現】とも呼ばれている。その中で主神は第4殿となっている。(次回に続く


カメラ:Nikon F-601D