子どもの苦手な事をなくそうとしてませんか？

こんにちは！
くすっと子育て野口勢津子です

我が家の長男は中学３年生。

高校受験に向けて
学校見学や説明会など
週末を使って少しずつ見に行っています

モチベーションの低い外出の上
しかも思春期のオトコが
今一番一緒に居たくない存在、
親と出掛けるという。

彼にとっては二重苦、三重苦にも
思えるような苦行がこの秋
絶賛キャンペーン中。

今日は夏日だったそうですね
そんな中、
最寄り駅から数十分も歩くような立地の高校を
見学に行くことになりイライラ。

「なんでこんなに歩かなきゃいけねーんだよ」

「もう帰ろう」

「（私に対して）うぜえ、マジ消えろ！」

「ムダムダムダムダ！あー！もう！」

駅から学校に向かって
気持ちを立て直すのが上手なタイプだと

こうやって口に出しながらも
だんだんと収まっていくのですが

今日は暑さもあり
行った事のない場所に行き
知らない人がいっぱいいて

終了時間も知らず
何が行われるのか見通しも立たない。

次男の方が苦手と思われるような条件が
ずらっと並んでいますが

長男がこんなに
気持ちの切り替えが苦手だとは
意外でした

時間が進むにつれて
イライラがさらに募り

ピークが校門の前。

先生たちが
「こんにちは！」
と爽やかに迎えてくれている中を

仏頂面の彼が通り抜けるという(笑)

まあでも
イヤイヤながらも会場入り出来るんだなぁ
と感心しました

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体育館での説明会、
自由に校舎内見学、

最後に部活見学が終わった頃

本日一番の
満面の笑みが出ました(笑)

行きに仏頂面で

帰りはニッコニコ。

高校の先生が見たら
「この子は本当にこの学校に来たいのか？」
と見えますよね

まぁ、そういったこともひっくるめて
彼らしさなので
何にも言いません。

帰りも同じ距離を歩いて帰ったのですが

まー　よくしゃべる(笑)

気分が落ち着いていて
自分の状況も振り返られそうな時と
思えたので

行きの道の自分の気持ち
思い出せる？

と聞いてみたら

「色々ひどい事言ってごめんね。
俺、行った事ないところとか、
知らない人がいるのとか苦手なんだよ」

と返ってきました。

ほほーー。
自分の苦手な事が分かっているのは
いい兆しだなと思います

あとは、午前中の乱れぶりから考えると
まだ上手く処理する方法が
見つからないみたいです

私からは

「自分の苦手が分かっているなら
段々と上手い解決策が見つかるよ。

今は午前中みたいになった時に
『あ、オレ今苦手な事を頑張っているんだな』
って気付く事ができたら充分じゃない？」

とだけ話しました。

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成長と共に
社会から求められる適切な行動も
段々と複雑になります

子どもを見ていると

・適切な方法を単に知らない為に
　適切な振る舞いが出来ない場合と

・適切な方法を知っても
　何度か経験を積まなければ
　適切な振る舞いが難しい場合
　

そして

・適切な方法を知っていても
　本人の努力に関係なく
　著しく上達が見られない場合

があると思います。

一番最後のケースは
周囲が注意したり、
もっと努力しなさいと声をかけても
本人が苦しくなるだけです

その場合は
困らない程度に身に付けようと
比重を高くするのではなく

スパッと割り切って
せめて困らないような手立てを
上手く使っていくことです

例えば
私たちも年齢が進むにつれて
予定を覚えているのが苦手になったら

カレンダーに予定を書き込んだり
手帳を持ち歩いて
スケジュールを管理しますよね

視力が悪いのに

「もっとしっかり見なさい！」

とか

「なんで見えないんだ！」

なんて
本人の努力不足とは
注意しないですよね？

忘れっぽくなったらメモをして

目が悪くなったらメガネをかける。

そうやって
これだったら困らなくって助かるな！

という方法を
本人もしくは周りの人が
考えていけばいいんですね

まずは
「自分はこれが苦手だな」

とお子さんが自分で気付くまで
のんびりと支えていきましょうね

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