私の原点 10+1=101!! | 【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

【横浜】新しい時代を生きる子どもと共に 心と体から発達を「くすっと」子育て

アドラー心理学で心を整え、
原始反射統合で体を育てることで人はいつからでも発達します。
人の発達について発達障害者だけと捉えないで下さい。
人の数だけ発達には個体差があるのです。
子どもも大人も共に発達していきましょう

こんにちは
 

『勇気づけ』にユーモアを

 くすっと子育て
野口 勢津子です



今日は横浜は暑かったです!
 

街にはTシャツ姿の人も多く
 

10月ってこんなに暑かったかな?
と思い返したり・・


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚


今日は私の勇気づけの原点
とも言える記憶

小学校1年の時のエピソードを聞いて下さい。


これは学校の先生、お母さん

 

子ども達に関わる全ての人に
聴いて欲しい・・



そんな思いを込めて


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚


小学校1年生
算数の授業の1コマ


一ケタ同士の足し算は終わり、


今日は初めて


答えが

二ケタになる足し算を習うという日


先生が

二ケタ たす 一ケタの例題として

 

 


黒板に大きく

 

「10+1」

 

と書き




「この答えはどのように書くと思う?」


と子どもたちに投げかけました





色んな意見が出ましたが

 


おおまかに

 


十の位と一の位の数字を書く

「11」派と

 

 


10たす1だから

 

全部足して書く

「101」派の

 


二派に分かれました





授業はそのまま


「11派」「101派」

二つのグループに分かれて

 


相手のグループへ

 


なぜその答えを選んだのか
発表しあう事に。




最初は

 

「11」派 「101」派

 


人数はキレイに

 

半分ずつくらいに
分かれていました




お互いに
どうしてその答えを選んだのか
自分の意見を発表し





意見を聞いて
自分の考えが変わった時は

 


いつでも自由に「11派」「101派」に
変える事が出来るルールで
話し合いました





11派も101派も
それぞれの熱弁をふるいます




まだのどかな時代。

 

 

 


先取り学習で

 

10+1が11だと
学んでいる子がほとんどおらず、




11派も101派も
自分の意見に自信を持って


「どうしてそう考えたのか」


発表します





その間

 

 

先生はずーーっと


にっこり笑顔を

浮かべているだけで

 


一切口を挟みません





私は、というと

 

 


10に1を足すなら
残さず書いた方がいい


という考えで

 

「101派」グループにいました




゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

 

 

しかし



話し合いが

進むうちに

 

 


だんだんと

「11派」が優勢になり




半分いた「101」派が
少しずつ減っていき・・・



最後は私ひとりに(>_<)






その時の私は

 


「最初の意見を変えたくない!」

 


と意固地になってたのではなく




ホントに答えが

「101」だと思ってました(笑)






けれど

 

 

 

同意見の人がなく

 


一人っきりになってしまったら


急に不安になってしまって。






本当は101だと思っていたけど

 

 


こっそり

意見が変わったフリをして

 

 


「11」へ移動しようと

 

思いかけた時・・






先生が初めて口を開きました





゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

 





「せっちゃん(=私です)

 


最後の一人になっても

 

 

自分の意見を
持ち続けるっていいね!




もし、

この先授業で

 

 


10+1は11

って教わっても

 

 

 


『どうして

 

10+1は101って書かないの?」





と不思議に思ったのなら、

 

 

 

 

 


そのままにしないで





「どうしてなんだろう?」

 

 

 

って




自分の頭で考える

 

ことは


とっても大事な事なんだよ。







それにね。

 

 



今の世の中では

 


10+1は「11」

 

と答えるのが

 


正解だと

言われているけれど







もしかしたら

 

 

 

 

 

 


10年後、

 

 

 

 

 

 

 

 

100年後、

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新しい考えが見つかって







10+1は

 

「101」と書いているかもしれない。









そういうことを発見する人は

 

 

 

 

 


せっちゃんみたいに

 

 

 

 

 

 


10+1を11と書くことに

 

 


『なんで?』

 

 

 

って思える人なんだよ。

 

 

 

 

 

 



だから

 

 

 

 

 

みんなも身の回りのことで

 

 


『なんで?』

 

 

 

 

と思ったことがあったら







そのままにしないで

 

 

 

 

 


『なんで?

 

 

 

 

 

を大切に育ててね





゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆






私は本当に嬉しかった。




クラスでたった一人


「101」派だった私に



先生が

 

 

「それでいいんだよ」

 

 


どんな答えでも

肯定してくれる安心感。

 

 

 

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆




先生の一言は





たった一人の私の考えを

 


「間違っている」

 

とはねつけずに

 

 

 

 

 

 

クラスの子どもたちの心を
柔軟に受け入れる広い心に

育ててくれました。







みんなちがってみんないい









大人になった私は


今も

学力は高くありません






けれど学ぶことは大好き!

 

 


今でも新しいことを知るのは
ワクワクします






あの時

 

 

 


担任の先生が

 

 

 


「君の意見は間違っているよ」

 

 

 

 


と言っていたら・・





今とは全く違った人生を


送っていたことでしょう






あの時

 

 

担任の先生が


私にしてくれたのは

 

 

 


まさしく
『勇気づけ』でした






どんな子どもも

信頼し続ける。





子どもの個性を

まるっと受け入れる。





先生の信頼が
私の人生を大きく変えました







゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 




今思えば

 

 

 

 


算数の時間に

 


「10+1=101」

 

と言っている子どもに

 

 


「いい考えだね~!」

 

 

 

 


というのは

相当勇気がいりますよね(笑)






この時の先生との

出会いがきっかけで

 

 


小学校の先生になるのが

夢になりました





その後

 

 

 

中学受験の塾に勤めることになり

 

 


子どもの

みずみずしい感性に触れるたび




この先生の姿が

私の原点となって

 

 

 


子どもの可能性を信じ続ける事を
忘れずにやってくることが出来ました。





今は『勇気づけ』を
沢山の親子に届けるのが夢です






長文最後までお付き合い頂き
本当にありがとうございました!

1005 


・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 

ブログランキングに参加してます!
今日もポチッとお願いします!



人気ブログランキングへ

ブログパーツ