ただいま、帰路の新幹線の中から書いております。N700サイコー!電源横のA席サイコー!

と、どうでもいいですね。

さて。今日は朝から「PFP関西ワークショップ」に参加してきました。記念すべき20回です。
午前と午後に2セッションずつ企画され、セッションの最後は全員でのふりかえりです。
なので、ひとりでは全部のセッションに参加できないので、レポートが十分できなくてすいません。

セッションの選択は、他に参加されるみなさんの競争率が高くならないよう、募集人数の多いほうを選択させていただきました。その結果、何度かご一緒したことのある前川さんや、平鍋さんの100回記念講演など、もうよく聞いたお話をまた拝聴する、ということになったのですが、今回はちょっと違う感覚の感想を得ました。これは「気づき」というほどのものではありませんが、自分なりの「進化」だと思ったので書いておきます。

PFを理解する人の共通認識として「モチベーションの向上のためのツール」ということが挙げられます。わたしもこれまではこのツールを「個人」を対象として用いて、「個人」のモチベーションを高めるために有効だと思っていました。そこにあるのは「個々の人は向上したいという思いがある」ということが前提だったと思います。

しかし、最近は人事の仕事などをしていると、そうでもないと思うようになりました。

個人は自分や家族の幸せを追求するのですが、その「幸せの定義」はそれぞれで異なるということ。

例えば、ある人の幸せは「仕事で認められ、ある程度の地位を得ること」かもしれません。その一方で「家族と自分が生活するのに十分な収入を得ることができれば、仕事での地位はそこそこでいい。」と考える人もたくさんいるのです。

これはどちらが正しくて、どちらが間違っているというものではありません。どちらも自分の思う幸せです。

このように、異なる価値観のある人が同じチームで仕事をするとき、モチベーションの定義も同じでいいのでしょうか?
わたしは、モチベーションというのは「個人」が持てなくても、「チーム」にモチベーションが見えていればよいのではないかと思います。

具体的にどのような状態かというと、あるメンバーはどうしてもそのチームの仕事が好きになれない。例えば、本当はwebのような仕事をしたいのに、テストの仕事ばかりやっているようなケースなど。

やらされ感のある人はいるけれど、その人がチームの「お荷物」にならないような仕掛けをする。

例えば、どんなにやらされ感たっぷりで仕事をしていても、少しでも成果が出せているのであれば、それをきちんと褒めること。それも他のメンバーの前で。そうすることで、他のチームメンバーは「あの人も仕事をしているんだな」ということが理解できて、お荷物にはならないでしょう。

以前にも属人性の排除ということに対する考え方を書いています。


このような活動において、個人もモチベーションを高めるきっかけになることもあるでしょうが、わたしが思うもっと強い効果は「個人の状況をチームが受容する」ことだと思うのです。人には感情があり、それに対する波もある。それを否定したり改造したりすることを考えるのではなく、いろんな人がいてもなんとかやっていけるからチームなんだ、という共通理解がPFの中にもあるように、わたしは感じました。

そしてセッション終了後の懇親会では、クリエイトシステムの太田さんから急なご指名でLTまでしてきました。

先日、弊社社長から紹介された動画を紹介しました。



この動画を見て、どのように感じるかはそれぞれの感性かと思います。
わたしが感じたのは、これはプロジェクトそのものなんじゃないかということです。

1個1個の動画は解像度も低く、動きもプロとは違い粗雑なものです。
しかし、これが何枚も集まり、ある1つのものを表現するときに、見る人に強いインパクトを与える。
プロジェクトも、個々の能力は高くなくても、それぞれが全体に対する自分の役割を把握して個々の動作を展開すれば、プロジェクトとしての成功を見出すことができる。

なんてことをLTで伝えてみようと思いました。
いかがでしたでしょうか?

毎回記念イベントにはお声がけいただくPFP関西スタッフのみなさん。そして同じ時間を共有していただいた参加者のみなさん。ありがとうございました。
また次の機会も、呼んでくださいね。ティアラは関西に常設することにしました。

追記:
PFP関西スタッフの西河さんがPSPを使ったLT(?)をされていました。
かの有名なソフト「モンスターハンターポータブル2G」の中の、強いことで知られている「リオレウス」を5分以内に倒す!というLTです。
見事、5分以内に倒しました!

と、わかる人にしかわからないのですが、今度はぜひご一緒にLTさせてください。