くさまです。
今日は政策・総務・財政委員会という
横浜市の8部局・行政委員会を所管する
タフな委員会の今年度最初の委員会でした。
さすが、タフな委員会で
いきなり、横浜スタジアムの仕組債問題が出てきました。
なんと約85億円も仕組債を買っていました。
そして、時価12億円も損していることが分かりました!
熱いぜ!どころじゃありません。
超やばいぜ!を超えています。
仕組債と言うのは、市場に出ている金融商品ですが
損失が発生した場合の損失額の大きさ、
また、損失が発生する可能性の大小についての説明を
金融機関が十分に行わずに仕組債を販売し、
ちょっと前に大学等の顧客が多額の損失を被るケースが多発し
社会問題化している商品で
横浜市でも前から監査委員がこのことを指摘していましたが
観光コンベンションビューローや、横浜市の外郭団体8団体も
総計約80億円の仕組債を保有し
トータルの時価評価が62億円と
横浜スタジアム以外でも18億円の損失状態になっています。
横浜スタジアムの場合、
株式会社横浜スタジアムの株式を横浜市は5%所有していて
横浜市の職員(局長級)も社外取締役として経営に関わっているかたちになっていますが
「ここまで買っていることは報告がなかった」そうなんです。
だいたい、
全国の球場に比べて設備や工夫が劣っていると言われている横スタに
なぜ80億円も仕組債を買う財政的余力があったのか。
なんか120億円も社内留保があるようで
その中の80億円を仕組債の購入に使った.
という指摘もありますが
80億円は仙台スタジアムの総工費半分以上の金額で
それだけあれば、正直もっと魅力ある球場にできていたはずです。
で、何より12億円の損失状態にあるというのが大問題で
ここをいかにカバーできるかが今後の課題になってきます。
社長・会長ともに横浜市の実力者ですが
議会としてしっかり議論していきたいと思います。