くさまです。

帰宅困難者対策で

横浜市も震災後かなりの補正予算を組みました。

ただ、大量の帰宅困難者に対する行政の限りある備蓄が本当に有効なのか

本当に使えるのか疑問もありましたので

土曜から日曜の朝にかけて

ボーイスカウト132団の子供たち(小学校高学年~中学生)と一緒に
墨田区押上に建設中の東京スカイツリーから都筑までの33キロ

実際に歩いてみました。

すみません、なめてました。

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スカイツリーを出たのが19時半。
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20分くらいで雷門。

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夜の大手町、皇居、国会は楽しくて

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六本木ヒルズあたりから足が痛くなってきて

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ひたすら246を歩いて

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子供たちも6時の二子玉川あたりで疲れがピークになり

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多摩川で夜明けを迎えたら

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なんと子供は復活、くさまはガタガタ。

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高低さがある県内の246を子供たちは走りだし・・

8時30分、有馬についてくさまはタイムアップ。

ここまできたら子供たちのゴールの姿を見たかったです。

子供たちもおやつ休憩やトイレでしか休んでないのですが

彼らの歩く速度、結構早いんです。

それでもセンター北まで合計14時間かかりました。

休憩なしだと12時間でいけると思いますが、運動靴でも足がパンパンだったので

普段のビジネスシューズやヒールではまず無理です。

災害になってビルの倒壊・火災や道路の陥没等があれば

歩いて帰るのは非常に困難ですし
なにせ道中にトイレがほとんどありません。

災害時にコンビニとファミレスが閉まったらお手上げです。

補正予算で簡易トイレパックを大量に購入してますが

みなとみらいと災害拠点用なので
246を使って都内から帰る人に対してはほぼ皆無です。

しかも246ルートはほぼ都内と川崎を通るので

横浜市としてなんかできるかとゆうとクエスチョンです。

無理して歩いて帰らないのがベストだと実感しました。

ただ、家族を心配する気持ちは抑えられません。だから無理して歩くんです。

だからこそ

災害時に家族の安否がわかるシステムを普及させることが

市としてできる最大の帰宅困難対策だと思いました。

それにしても、長かった。