さて問題です!

「うぐいす色」ってどんな色?




そう!こんな色と思いますよね?

これは「めじろ」を巻いています。

目の回りが白いから「めじろ」

うぐいす色を調べるともうちょっとくすんだオリーブグリーンのような色が
本来「うぐいす色」だそうです。
(着物を着られる方は、あまり勘違いされていないかもしれませんが)


(うぐいす色はこちら↓)
http://www.colordic.org/colorsample/2146.html

現在「うぐいす色」と「めじろ色」が混同してしまっているのは
和菓子の「うぐいす餅」や「うぐいす豆」などで「うぐいす」を認識しているからかと。

うぐいすやめじろは野鳥なので飼う事が禁じられていて
都会ではじーーーーっくり観察できないので、春になって「うぐいす餅」が出始めると
その色がうぐいす色と錯覚してしまうんだと思います。

きな粉と抹茶を合わせた色はくすんだ緑で、まさに「うぐいす色」だと思いますが
綺麗な発色が食欲をわかせると、鮮やかな緑(着色料)を使うようになると
めじろ色に近くなっていきます。

Wikipediaやネットで調べてみると、うぐいす色がめじろ色と勘違いされたのは
「昔の人がうぐいすとめじろを間違えたから」と。

本来「梅に鶯」と言われるほど、梅と鶯はセットな春の代名詞。

しかし鶯は虫食で主に林の中で生活し、臆病なので出て来ず
めじろは花の蜜や果物を好むため梅の枝にとまっているのを
ホーホケキョという鳴き声を聞いてふっと庭の梅を見ると
「うぐいす色」のめじろが!!!

てな具合で勘違いされて伝わってます!と。


ホンマかいな?(急に関西弁)

「梅に鶯」という表現は万葉の時代から親しまれて来た春の表現だそうです。

梅も鶯も姿が見えなくても、甘い梅の花の香りやホーホケキョの鳴き声で
「春だな~。」と感じます。

視覚だけの判断で「春」を語り継ぐとは思えません。


めじろを鶯と見間違えたから、「うぐいす色」が「めじろ色」になったという説は
ちょっと違うかな~と。


色や味は個人の主観で表現されるので全員が共通のイメージを持つかは解らないと
思っています。


しかし・・・鶯の写真を見ると「うぐいす色」より更に茶色っぽい色なわけで・・・。


巻き寿司を作る時は、その見た目だけを作るのではなく
なるべくいろんなコトを調べてから作ります。


「めじろ寿司」は簡単なのでワークショップでやろうかな?



皆さん!「うぐいす色のめじろ寿司」を作ってみたいですか?





めじろは枝にギュウギュウにとまるので、「目白押し」という表現が出来たそうですよ。