命について考えた日

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              桂花〜Keika〜の出来ること

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   阪神淡路大震災から24年となった昨日、

私と2番目、4番目（正確には4番目は夜から

ですが）がほぼ同時にインフルエンザに

かかるという、我が家では2回目の珍事。

  実は2011年に東日本大震災で関西にいた時

も、2番目と3番目がほぼ同時にインフル

エンザにかかり、更に3番目が熱性痙攣で

夜中に救急搬送→予後悪く入院という事態

になり、小さいため私も一緒に入院すること

に。当時小3の長子を自宅に一人で帰すこと

も出来ず、実家の両親も体調を崩していて

手伝いを頼めず、しょうがなく朝一の飛行機

で主人に来てもらったという苦い経験が…。

そういえばあの時も1月でした。

    その阪神淡路大震災ですが、実は私も

経験者です。我が家は震度4で全く被害は

なかったのですが、大学の友人知人が多数

被災し、命からがら逃げてきた友人も

いました。更に1ヶ月後にはサークル活動

で被災地入りし、被災した幼稚園慰問や

避難所前の公園で人形劇の公演を行い

ました。当時幼稚園児の子が「私の家

なくなっちゃったの」と涙も見せず

言った一言。東日本大震災で被災した今なら

痛いほど気持ちが分かります。それでも私と

主人は、家族で唯一地震も津波も経験して

いないので、自宅を失くした悲しみは

分かっても、あの時家族や友人が感じた恐怖

を一生知ることは出来ません。

    人は相手に同情し心を寄せることは出来

ますが、それでも実際に体験した人でなけ

れば分からないことも沢山あります。幸い

にも我が家は震災で家族は亡くさずすみ

ました。だからこそ、同じ被災者だけど家族

をも亡くすという悲しみは、私には到底理解

出来るものではないと思っています。

    地震に限らず、台風、水害、火山…被害に

遭われる方の数だけ悲しみはあります。今

生きていること、生かされた命。だからこそ

私は私として、今出来ることを精一杯頑張ら

ないとな、と改めて思いました。

亡くなられた皆様のご冥福をお祈りします。