今日は私が入社したころのお話を書きたいと思います。
ドラマみたい
本当にこういう世界があるんだ
これが私の一番最初の感想。
私は中途で入社しました。
大きくてキレイなオフィスビル、広いフロアーはさすが大企業だと思いました
まず、制服の試着ということで、ロッカールームに行きました
制服なんて、高校生の時以来。
ロッカールームにファッション雑誌と料理雑誌が散乱していたのに驚きました。
ロッカーの上にはぬいぐるみ、壁には男性アイドルの切り抜きが貼ってありました。
何て表現したらいいのか分からないけど、女子独特の空間を久々に感じたと共に、「これがOLかぁ」と思いました。
見ていると、やっぱり女子社員にはグループがあるようでした。
私は中途というハンデを重く感じ、この会社で友だちは出来ないと覚悟しました。
給湯室を通りかかれば、女子社員が集まっておしゃべりをしています。
トイレに行けば、メイク直しに一生懸命
一番驚いたのが、昼休み終盤の女子トイレの様子です。
みんなが歯磨きをし、メイク直しをします。
女子トイレは非常に広く、長細い台が置いてあります。
その台の所に一列に並び、台にはそれぞれの化粧品が散乱、みんな手鏡を持ち、メイク直しをしているのです。
しかも、その並び順も決まっているようです。
グループごとに固まっており、毎日、一列にキレイに並んでいます。
そして「友だちが出来ない」と思っていた私。
でも、その心配は一気に吹き飛んだ。
「この子とこの人と、この子とこの子がまず一グループで・・・」
A子はフロアーの座席表を持ってきて、グループの配分を熱心に私に教えてくれた。
そんなこと知って、私はどうしたらいいのだろうか・・・分からなかった
「歳が近いからあのグループに入って。あのグループの人たちには私から話しておくから。」
A子に言われた。
「何ておせっかいな人なんだろう。」そう思ったが、私はこのおせっかいに感謝している。
A子が手配してくれた、グループの人たちが迎えに来てくれて(?)、それから仲良くなった。
まず年齢を考慮し、次に人数が多くならないように考えてどのグループにするか決めているらしい。
A子のお陰で私は社内に友だちが出来き、話が出来る人が増えてきた。
グループもいくつかに分かれているが、そこまでみんな壁を作っていない。
なので、会社に慣れてくると共に、私は女子社員とは誰とでも気軽に話せるようになってきた。
もちろん、変な派閥みたいのもあるみたいだけど。
私も毎日、お昼休みのトイレの台の一列に並んでいます。
こうして、私のOL生活は始まり、今に至っています。
本気で転職は考えていますけどね・・・。
でも、決して転職したいのは、お局様たちがイヤだからではありません。