先回のエントリ
（1kg3,000円のくるみの向こうにある暮らしを守る方法）
の最後に少しご紹介させていただきましたが
【セキュリテ】という
新しいお金の流れへの挑戦が始まっています。
例えば、「純米酒ファンド」
個人（多くの場合、お酒好きな方
）が1口50,000円ずつ出資し、
1,000万円～という規模のファンドをつくり
日本の酒蔵、中でも「純米酒」にこだわり
その技術を磨いてきた蔵の酒造りを応援します。
（お金は、仕込みのための酒米の購入にあてられます）
そして、そのお金を使って仕込んだお酒を販売し
その売れ行きに応じて、出資してくださった方にお金をお返しする。
簡単にご説明するとそのような仕組みです。
ちなみに、販売が計画を下回った場合
出資額分をお金で返せないことになりますが
その場合は、差分が
純米酒の現物（！）で返ってくることになります。
そうすることで
ここ40年で、ほぼ半減してしまったといわれる酒蔵を
ひいては、日本のひとつの文化である酒造りを
支えていこうという取り組みですね。
（詳しくは、「全量純米蔵を目指す会」のサイトをご覧ください）
これはまさに
「特定多数間での価値の循環≒コミュニティ経済」を
支えるお金の仕組みということで、
「コミュニティ金融」とでも
呼べるようなものではないかと思っています。
顔が見える関係だからこそ、
さらにいえば、それが直接つながる仕組みだからこそ
金銭換算しにくい価値
例えば「おいしい純米酒を守ること」が
お金を出すことのリターンとして捉えられるということ
あるように思うのです。
そして、この仕組みが現在
いくつかの分野に活用されるようになってきていて
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・森を守るファンド
・発展途上国の貧困削減を目指すファンド
・スポーツクラブを応援するファンド
などなどが形になってきています。
（詳しくは、「セキュリテ」のサイトをご覧ください）
そして実はこの仕組み
自分も、その立ち上げ以来、
8年以上にわたってかかわり続け、
今日に至ったものなのです。
まだまだ不十分なところ、多々あるのですが
ただ、新しい経済を支える
ひとつのインフラになっていく可能性
あるのではないかと信じて、ですね。。
そういう意味で、とっても手前味噌なわけでして
これまで、このブログでご紹介することにも
大きなためらいがあったのですが
先回までのブログの流れで
今ならば、ご理解いただきやすいかと…。
そして、26日（火）の夜（明日…汗）
この仕組みのこと、お話しさせていただく会
「夕べスタイル」で開催させていただこうと思っています。
この先も続けるかどうかはまったく不明ですが
試しに一度…。
概要はいつものクルミドの夕べと同じく、19：30～21：30。
参加費無料で
お申し込みは、こちら（セキュリテのサイト）からご記入いただくか
お店にお電話（042-401-0321）、いただけましたらと。
テーマは、森
日本の森林や林業、とても大変な状況にあるのですね。
外資に買われつつある！など、メディアでの取り扱いも多い今日この頃。
（参考資料：「WEDGE」編集部に聞く、日本の森林・林業）
セキュリテでこの分野を担当されている
神谷さんに、お越しいただけることにもなっています。
とんでもなく直近のご案内となってしまいましたし
また、このような会がどんなものか
手探りの状況…、ではありますが
おひとりさまでも、いらっしゃっていただけましたら…。
がんばってやります
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m