一日一品江戸料理-382「大根三ツ輪漬け」 (『素人庖丁』より) | 車 浮代 オフィシャルブログ

一日一品江戸料理-382「大根三ツ輪漬け」 (『素人庖丁』より)


大根三ツ輪漬けー1


21日に発売されます、新刊 の準備に追われており、

やっとこさの更新です。




おかげさまで昨日、江東区総合区民センターでの「浮世絵の真実」

講座が最終回を迎えました。



浮世絵講座、歌川國貞ゆかりの地散策、「大浮世絵展」見学…

と、バラエティに富んだ講座を務めさせていただきましたが、

最終回の昨日はなんと、江戸料理教室の実習でした。




今回ご紹介致しますのは、そこで皆さんに調理いただいた4品、



①「鴨熬(い)り焼き」(『小笠原磯海流料理百カ条仕懸物伝書』より)

②「芹白和え」(『豆腐百珍余編』より)

③「卵飯(たまごめし)」(『名飯部類』より)

④「大根三ツ輪漬け」(『素人庖丁』より)




の中から、このブログでまだアップしていなかった1品、

「大根三ツ輪漬け」をご紹介させていただきます。



三ツ輪漬けの三つの輪とは、丸く切った大根と柚子、

小口切りにした唐辛子を指します。



大根を薄く切れば即席漬けに、厚く切れば歯ごたえが

楽しめます。



柚子のさっぱりした風味が心地よいレシピです。






「大根三ツ輪漬け」(『素人庖丁』より)

■材料

・大根(あまり大きくない物)…200g

・柚子………1/2個

・赤唐辛子…1/2本

・酒…………大さじ5

・醤油………大さじ2



■作り方

1)大根は厚く皮をむいて12mmの輪切りにする。

  柚子も薄い輪切りにする。 赤唐辛子は半分に折って揉み、

  種を抜いて小口切りにする。

2)ボウルに大根、柚子、唐辛子を1/3ずつ重ねて入れる。

3)酒と醤油を小鍋に入れて一煮立ちさせ、2に注いで30分

  程度漬けておく。2日目以内が食べ頃。





大根三ツ輪漬けー2