一日一品江戸料理-382「大根三ツ輪漬け」 (『素人庖丁』より)
2月1日に発売されます、新刊
の準備に追われており、
やっとこさの更新です。
おかげさまで昨日、江東区総合区民センターでの「浮世絵の真実」
講座が最終回を迎えました。
浮世絵講座、歌川國貞ゆかりの地散策、「大浮世絵展」見学…
と、バラエティに富んだ講座を務めさせていただきましたが、
最終回の昨日はなんと、江戸料理教室の実習でした。
今回ご紹介致しますのは、そこで皆さんに調理いただいた4品、
①「鴨熬(い)り焼き」(『小笠原磯海流料理百カ条仕懸物伝書』より)
②「芹白和え」(『豆腐百珍余編』より)
③「卵飯(たまごめし)」(『名飯部類』より)
④「大根三ツ輪漬け」(『素人庖丁』より)
の中から、このブログでまだアップしていなかった1品、
「大根三ツ輪漬け」をご紹介させていただきます。
三ツ輪漬けの三つの輪とは、丸く切った大根と柚子、
小口切りにした唐辛子を指します。
大根を薄く切れば即席漬けに、厚く切れば歯ごたえが
楽しめます。
柚子のさっぱりした風味が心地よいレシピです。
「大根三ツ輪漬け」(『素人庖丁』より)
■材料
・大根(あまり大きくない物)…200g
・柚子………1/2個
・赤唐辛子…1/2本
・酒…………大さじ5
・醤油………大さじ2
■作り方
1)大根は厚く皮をむいて1~2mmの輪切りにする。
柚子も薄い輪切りにする。 赤唐辛子は半分に折って揉み、
種を抜いて小口切りにする。
2)ボウルに大根、柚子、唐辛子を1/3ずつ重ねて入れる。
3)酒と醤油を小鍋に入れて一煮立ちさせ、2に注いで30分
程度漬けておく。2日目以内が食べ頃。