一日一品江戸料理-379「鴨肉の卵とじ」
江戸時代、大切な方へのお歳暮と言えば、塩鮭と鴨。
「いとこ同士は鴨の味」という、みだらなムードが漂う言葉がありますが、
これなど、鴨がいかに美味しいかを前提にした例えです。
現在では鴨と言えば「鴨南蛮」「鴨せいろ」「鴨鍋」が代表的な食べ方ですが、
酒と醤油(お好みでみりんも)に漬けて焼くのもおつまみに最高! ですし、
時には親子丼の鶏肉を鴨肉で作る、こんな贅沢も楽しいのではないでしょうか。
その他、鴨肉料理のレシピはこちら 。
「鴨肉の卵とじ」
■材料
・鴨肉のスライス…5枚
・卵…大1個
・温かい御飯…1杯分
・芹(または三つ葉)…適量
・出汁…50ml
・酒…小さじ1
・みりん…小さじ1
・醤油…小さじ1
・粉山椒…適量
■作り方
1)丼鍋に出汁、酒、みりん、醤油を入れて温め、中火で鴨肉を煮る。
2)鴨肉に火が通りかけたら溶き卵を回し入れ、中央に芹を乗せて
蓋をし、弱火で1分程度煮る。
3)丼に御飯を盛り、2を乗せる。粉山椒を添えて。