一日一品江戸料理-362「長芋塩昆布漬け」
山芋が身体にいいことは分かっていても、手が痒くなるのが
厭で調理をためらっている方は多いと思います。
(私もそうでした)
痒みの正体は、山芋の皮の辺りに含まれる「シュウ酸カルシウム」
という針状結晶で、これが皮膚を刺激するために起こる現象です。
ところがこのシュウ酸カルシウム、酸に弱いので、山芋を調理する前に
酢水に浸けておくか、調理して痒くなったらすぐ酢水で手を洗えば
たちまち痒みは治まりますのでご安心ください。
(ちなみに私は、蛸・烏賊・海老・蟹などを調理しても手が痒く
なりますが、それも酢水で治まります)
そしてなぜか、こちらの連載用に毎日山芋料理を作って
いたところ、すっかり平気になりました♪
ダイヤモンド・オンライン第45回「山芋」
『平清盛の誕生の陰に「山芋」あり
世之介も愛した活力の源』
http://diamond.jp/articles/-/35243
さて今回も山芋料理。
大和芋でも作れますが、りシャキシャキの歯ごたえが楽しめるので、
長芋で作る方がお勧めです。
「長芋塩昆布漬け」
■材料
・長芋…10cm程度
・塩昆布…20g
■作り方
1)長芋の皮をむき、1cm×3cm程度の拍子木切りにする。
2)ポリ袋に1と塩昆布を入れて軽く揉み合わせ、空気を抜いて
口を閉じ、冷蔵保存する。
※1時間~2日でお召し上がりください