一日一品江戸料理-344:「みぞれ餅」
子供の頃は、お正月のお餅が残ると、カビが生えないうちにと
手を変え品を変え、いただいたものです。
よしんばカビが生えても削って食べていましたが(苦笑)、
今は一個ずつフィルムパックされて売られていますので、
焦って食べなくていいのが嬉しいところ。
大根おろし、納豆、黄粉、ゆであずきをかけたり、お茶漬けや
磯辺焼き、揚げ餅などにしていただいたものですが、中でも
腹持ちの良いお餅の消化を速める効果があるのが大根おろしと
和える「みぞれ餅(からみ餅)」です。
大根のアミラーゼがお餅のデンプン質の分解を助けてくれるので、
食べてすぐエネルギーに変えたい時にどうぞ(ポパイのほうれん草
みたいですね)。
お餅は、電子レンジで固めにチンしてからサッとゆでると、短時間で
柔らかくなる上に、つきたての食感が味わえます。
また、ダイヤモンド・オンラインのコラム
「旬を楽しみ、身体が喜ぶ江戸料理」にて、
お餅のレシピをたくさん紹介しておりますのでご覧くださいませ。
江戸時代前期と後期のお雑煮も再現しております。
http://diamond.jp/articles/-/30447
「みぞれ餅」
■材料
・餅…2個
・大根おろし…適量
・醤油…適量
■作り方
1)餅は水にくぐらせ、ラップをしてレンジで40秒加熱した後、
熱湯でお好みの固さまで茹でる。
2)1の水気を切って器にもり、大根おろしと醤油をかける。
※お好みで、葱、鰹節、七味などを加える)