一日一品江戸料理-332:「巻烏賊」(『料理伊呂波庖丁』より)
旬の名残のスルメイカ。
シンプルな煮物なのですが、下ごしらえにひと手間加えただけで、
なんだか上等なお料理に見えます。
まるでお供え物のようですね。
『料理伊呂波庖丁《りょうりいろはぼうちょう》』という、
江戸時代の初心者向け料理本に掲載されている一品です。
「巻烏賊《まきいか》」(『料理伊呂波庖丁』より)
■材料
・イカの胴…1杯
・酒…大さじ3
・醤油…大さじ3
■作り方
1)イカの胴の皮を剥き、縦に切り目を入れて丸め、タコ糸で巻く。
2)酒と醤油を煮立たせ、1を入れてさっと煮、自然に冷ましたら
1cm幅の小口切りにする。
※七味、青海苔などを添えて
ダイヤモンドオンライン連載コラム「旬を楽しみ、身体が喜ぶ江戸料理」
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