少しみんなが知らない自転車雑学を・・・タイヤ・チューブ編 | バイシクルドクター 創作工房・RERIDE

少しみんなが知らない自転車雑学を・・・タイヤ・チューブ編

タイヤやチューブはゴム製品です。。。
 
交換時に、多くの方が、「何kmぐらい持ちますか?」とか「何年位持ちますか?」と
聞かれます。
たとえば、お店さんはなんと答えるのでしょうか ??
 
「そうですね、、2000km位です。」とか「1年位ですね。。。」なんていわれるのでしょうか??
 
私は、そんなことは言いません!というかそんな基準なんてありません!!
どうしてもといわれると、あなたが○○のようにして乗るのならば
○○位は大丈夫でしょう。。。となります。
 
タイヤ・チューブはたとえば消しゴムみたいなものです。。。力を入れたり、早くこすったり・・・・・・
自転車で言えば、乗る人の、体重・こぐ力・こぎ方・ブレーキのかけ方・走る場所の路面・・etc
状況はまったく違う。。。そんな基準がないものに「大体これぐらい・・・」なんていえるのでしょうか??
それに、メーカーでもタイヤの消費期限とか保障期間なんて公表していません。。
 
なぜでしょう・・・・・・・
 
それは、タイヤは生ものなんです。。。
 
取れたて新鮮(造り立てで工場直送)であればまだしも、
造られてからどれぐらい、どんな環境で保管され、出荷され、店舗に置かれ、
消費者に渡るのか。。。。。。。。
 
これを、どう保障できるのでしょう。。。
 
だから、メーカーは保障もできないし、使用後はなおさらですよね。かといって、
では、どんなことがおきても知らん顔なのか??そんなことはありません。
 
うちは、その都度、原因をたしかめてメーカーさんとも相談します。
もちろん、お客様の使用による原因が多いのですが
なかには、回収交換もやっています。
タイヤ・チューブには製造工場や製造日などの情報が刻印されていまので
それも大事な情報です。
 
ちなみに、造り立て新鮮なタイヤ・チューブより、よい環境で1年とか寝かせたほうが
グリップもよく、パンクしにくい。。。ということも知りました。。
 
タイヤは減ることより、オゾンによる硬化のほうが寿命が早いです。。
チューブは走る・とまるを繰り返し、リムとタイヤ(特にサイド部分)に
こすられて削れて行きます。。。
 
乗り方・扱い方で、相当寿命が変わることをしっかり覚えてください。