爆弾 安売りのチラシを見て周辺のスーパーに駆けつけている主婦。そのチラシが挟まっている新聞の片隅には、『小麦製品の値上げが必要』と農水省が小売り業者や小麦製造業界に求めているという記事が載っていた。!?

 この不景気に政府が物価の値上げを求めるとは。そう思うのは主婦だけではないだろう。こんな馬鹿げたことを農水省が業者に呼びかけるのは、小麦の輸入を農水省がやっているからだ。そ輸入価格が値上がりしたので4月から国内の業者への売り渡し価格を30%も値上げすることになったのだ。パンチ!

目国が原料を値上げするのだから製造業者や小売り業者も値上げしなさいと言っているだけのこと。そう、農水省は言っており、もし、関係業者が値上げしなければ、そういう業者は倒産するので、とのこと。これは、少しばか言い過ぎ、やり過ぎではないか。メラメラ

 国が大幅に値上げするための言い逃れで、皆さんも値上げをどうぞ、と言っているとしたら、これは国の食料政策を巻き込んだ大がかりなカルテルだと思う。農水省が『皆で値上げしましょうよ』と言っているのだから。 いろいろの事情で小麦の輸入価格が値上がりするのは止むをえない。しかし、それが30%jなると果たして適正なねあがりなのかどうか。はてなマーク国が一括輸入するという方法そのものに問題がある。国内産の小麦生産(消費量の13%)を守るためという大義名分で輸入を国営としているのだが、買いつけ価格でしのぎを削っている一般の輸入業者のようにひっし努力をしているのかどうか、最近の役人のたらしない仕事ぶりを見ると、はなはだ疑問を感じさるを得ない。プンプン

 こういう生活に直結する重要なニュースが、イージス艦の事故とか米兵の猥褻事件などで大騒ぎしているうちに、いつのまにか過去のことになってしまい、容認されてしまうのがコワイ。ドンッアメリカ、カナダ、オーストラリアなどが主な輸入先だが、本当にそんなに値上げしなくては買いつけられなくなったのだろうか。もう少し詳しく情報を公開して、分かりやすく説明して貰いたいものだ。