今日は走行距離も多かったのだが、それ以上に疲れたのがトラブルの原因。

事はADSLを光に変更するところから始まった。

所長は用意周到に変更日と変更内容を調べつくしすべて手配してあったので、回線が変更される今日、すんなりと事が運ぶ予定だった。

しかし、回線の変更ができ、モデムの配線も完了、回線の速度チェックまで完了しているのに、ルーターをつけかえてインターネットをすると正常に動かない。…よく見ると、ルーターのpppランプが消灯している。回線が確立していない… 所長は、本来業務を中断して、自力で解析にあたりだした。書類をネット経由でダウンロードして利用しているため、ネットが動かなくては業務に支障をきたすのだ。

しかし、何時間格闘しても、トラブルが解消される気配がない。
朝9:00からはじめて7時間後、私が所長のところに登場した。

所長が格闘してきた流れを伺い同様な作業をなぞってみた。…確かに何も起こらない。ルーターの初期化もしてみた。モデムのチェックもしてみた。…何も改善されない。モデムにパソコンを1台だけ接続し、ルーターを介さない接続でインターネットにトライしてみる…。

全く反応しない。
…だが、ここでひとつのヒントが出る。

フレッツのおまけページとか速度測定のページは動くのだ。

「通常のネット接続以外は動くのだな…」
つまり、プロバイダ経由していなければ正常なのだ。

「プロバイダに何かあるんじゃないのか?光への変更はされているのか?」

この質問に対し、所長が言うには「◎TTが回線変更と同時にプロバイダに連絡を入れてくれるといっていた。プロバイダにも確認とったが変更済みだと回答を得ている」
…問題はないか…とは思ったが、プロバイダ以外に原因が考えられない現状に、かったるい作業をやらされること覚悟でプロバイダのサポートに電話をした。あそこを見て…ここを設定確認して…あの手を使って…ここを見て…

「そんなこたぁ、今日一日で全部やったんだよ!」という内容ばかりを1時間以上やらされた。
「だから、プロバイダ経由しなければつながるんだから、そっちが何かあるんじゃないの?」って、再三言っているのに、「パスワードが違っていませんか?」とか「大文字小文字まできちんと入力されていますか?」だって…。そんなもん聞いてんじゃねぇ!とか思いながらも指示通りに全部こなす。
「エッジでつないでプロバイダのサービスページに入って、会員サービスのところを見るときにこのパスワードを打つんですが、有効ですよ」という内容を伝えたところ、やっと自分の所を調査してくれた。

調査結果は、…。「光のタイプが登録内容とそちらの回線タイプと違っていました。」
…って、「はぁ??????」
所長と私の格闘は泡になった。

回線変更の電話を受けている最中に、pppランプが点灯した。プロバイダの登録を正常にしてもらって30秒後、何もなかったかのようにすべては解決したのだ。

所長と私は大きなため息をついて「おつかれさま」を連発した。その後、頓挫した今日の業務を始めた所長であった。ほんと、おつかれさまである。

後は、何も非のなかった所長に、私の作業代を請求しなくてはいけない。胃が痛いことだ。プロバイダに請求できないものだろうか…。